#038:健康プロレス14:「闘魂!電波カーニバル」in西川口

(2009年10月03日)

山田組組長決定戦
○ハレタコーガン VS でかい一物×
(ディックキラー;TKO)

2009-8

まずご観戦頂きました皆様誠にありがとうございました。
並びにお手伝い頂いた方々と現役のみんなありがとう!

さぁ健康プロレス興行です。半年に一回のホームの試合です。

前回のマッキー戦に続きシングル。且つ今回は山田組二代目襲名決定戦。

重かった。
あっ分かった。何を分かったかは後程。

とにかく勝敗もそうだし、同門対決だし、相方対決だし。どう作って行けばよいかと。

でも裏を返せばこれは滅多にないシチュエーション。ピンチをチャンスに変えれるか。
そこで
今回の試合のテーマは

「泣ける試合」

現役時代から数えて15年。いい試合は数あれ、楽しい試合は数あれ、泣いた試合ってのは実はない。
引退試合も泣いたのはリング降りた後だし。

多分硬い感じだろうしお互い譲らないだろうから歪な試合になるんだろうなと。だからこそいつもは振り切れない感情が爆発すれば今までにない闘いになるだろうなとも思った。
自分に正直になろうと。

で当日。
緊張は特になかった。
スタミナだけが心配だった。
しかし第三試合中にウンコがしたくなる(笑)
してんじゃん!
トイレに入りコスチュームを脱ぐ。
ゴングがなる。
えー!!
コスチュームを上げる。
スタミナに加えて私は桂のみ助戦以来の茶筋ッチャーの不安に悩まされる事になる。

■茶筋ッチャー事件
1996年、ハレタコーガンがまだダッチワイ藤井JAPANだった頃3年の
大舞台東京経済大学でUWF世界ヘビー級選手権試合を行った。
20分を超える壮絶を極めた闘いはレスラー人生の中で最も痛い試合(笑)である。
実際途中意識が意識がなかったし。
で結果は負けてしまったが精一杯出し切ったので対戦者含め
ご満悦だった。
そんな中

「これは何だ?」

と当時のえびそっちゃ牛久。
そこにあったのは真ん中に太い茶色の筋の入った
白いアンダーパンツだった。
あまりのロングマッチと意識の飛ぶ壮絶な戦いでアンター
パンツにウンコがついてしまったのです。
そこから暫くあだ名は「茶筋ッチャー」と呼ばれその年の
追い出し合宿では新品の茶筋ッチャーパンツを頂く事になる・・・

今日も試合中に茶筋ったらどうしよう・・・
そんな思いの中入場パイロンへ。
ブードゥーチャイルド響く中、ウンコに気を取られ序盤は
ノープランだったことに気づく。
もうセンスにお任せ。

感覚で動いたので大体しか覚えてないが
バンプからの足取りは我ながら見事。
でも飲み会で言われて思い出したけどね(笑)

序盤はもっとあしらわれるかと思った。
でも向こうもスタミナ切れに注意してたのだろう
危惧していた展開にはならず。

■顔面ウォッシュ
最近使ってないけどやっぱり沸くね。
町田でも候補だな。

■串刺しDK
この途中串ざしDkを喰らう。
この戦い前に見えていた絵がこのシーン胸にバチーンと
入ってもんどり打つイメージでしたが・・・
顔面!
絶対血が出たかと思ったがそんなでもなかった。
でも絶対長介だよ。

■テキサスクローバーホールド
もうひとつのテーマはテキサスクローバーホールド。
これがいかに格好よく見えるか。
今回は西調布と違って普通のリングなんで観客の目線を
動かすのは上下の下下も出来る。
花道テキサスはやられたけど良かったのではないだろうか。
この後はロープ際でコブラクラッチに捉えるターンバックルに
打ち付ける。
鈴木みのるみたいにぶら下がり式三角締めみたいにコブラクラッチ
したかったけど無理だな。

中盤はすっかり支配されていたなぁ。
でも頑張った。

■カーフブランディング式ギロチン
確か春山が使ってたな。
でも汚い使い方でもったいないと。
今のハレタコーガンとしては大事な華のある上下に目線を動かす技。

■ジェットブーツ
飛んじゃった。
本当は足をつけた状態でやりたかったが・・・
練習します。

■ビックブーツからのレッグドロップ
いつもやってる技なのにカウント2で異常な沸き(笑)
嬉しかったなぁ。

後は定番だろうけどテキサス切り返し合戦。
こちらもこだわりの技なんでテキサスとの闘いは望むところ
だったが負けたね。

■スクリューDDT
私、この受け身には絶対の自信があります。
ビデオが楽しみです。

■ミサイルDK
また来た顔(笑)

■かんぬきスープレックス
これを食らわなかったのが勝因。
光明は組長の噛みつき。
組長に助けてもらったなー

■ミリオンダラードリーム
緩急と間がいい使える技。
俺の試合では絶対。

■グーパンチ
意外に各方面で評判がよい?
うけてた(笑)

■張り手
一番感情が伝わる技。
絶対使おうと思ってた。
カウンターで入れる。

■ローリング張り手。
現役時代のフェバリット技。これが出るのは私の中で気持ちがこもってる最上級の賛辞。
彼も現役時代コーナーで食らった思い出ある技。
実際は三発も出す。

■デスバレー
同じく現役時代のフェバリット技。GENには無くてもイケるねと。
実際大事な試合しか出さない。卒業して11年で返されたのは一回だけの正に必殺技。
でかい一物を叩き潰すには必須の技。
これでカウントでも良かったが返されるとカンヌキの可能性がでるし決まると返せない。
クラノに返された不安から次にいってしまった。

■コブラクラッチ式フェイスロック
※キングコブラホールドではない。
腕のロックがちゃいます。

原型はあれはまだ大阪プロレスにいた頃の
ガンマVSTAKAみちのくで使ったジャストフェイスロックの変形版。
後にディックキラーとも呼ばれてたんじゃないかな。
でも私のは特に肘を支点に締め上げるのでちょいとちがう。
マジでオリジナルかと。

2004年からの健康プロレス参戦時から地味にテスト的に使ってた。
日の目を見たのはミリオンダラーからの繋ぎに使ってから。
これ関係者的にマジに効くらしいです(笑)
最後はこれだな。
腕攻めのフィニッシュとしても説得力あるし。

同じく使っているコブラクラッチ式三角締めは前回変珍さんが
「ミリオンダラークラッチ」
と名付けて貰ったのでこれでいきます。

えーと技名募集です(笑)
だってオリジナルだもん。

張り手の件で泣きそうになりましたが痛くて
それどころではありませんでした(笑)
でも最後のマイクはなんだかヤバかった。
顔が見れなかったね。

えーと遅くなりましたが
悪役軍団山田組 二代目組長となりました。
今後とも宜しくお願いします。

やりきった。
出来は間違いなく一番いいはず。
でも手ごたえというか、嬉しいという気持ちがもっと沸くのかと
思ってましたが放心状態なのか?
実感というか?
こうグッとこないのです。

なんでだろうと思ってましたが書いてて分かりました。
やっぱり相手の夢を砕いたからでしょう。
素直に喜べません。
喜べるようになるにはこれからハレタコーガンが組長になって
良かったと相方が思えるようなレスラーにならなくてはですね。

プロレスとは殴りっこ有りのレスリングである。
実践しましたよ。

また負けられなくなった。