米太平洋軍(PACOM)のハリー・ハリス(Harry Harris)司令官は14日、中国が急速に軍備増強を進めており、近く「ほぼ全ての領域で」米国に並ぶ軍事力を持つ可能性があると警鐘

(2018年02月14日)

米下院軍事委員会(House Armed Services Committee)の公聴会で述べた。中国の従来の装備への投資のほか、極超音速ミサイルや人工知能(AI)の開発にも警戒しなければならないとも訴えた。

ハリス司令官は中国によるミサイルシステムの著しい向上、第5世代の戦闘機の開発、ジブチでの海外初の基地建設などを列挙して、中国は目を見張るほどの軍備増強を進めていると指摘。

その上で「間もなくほぼ全ての領域で米国に競合するだろう」と述べ、「米国が後れを取れば、太平洋軍は将来戦場で人民解放軍に苦戦を強いられることになる」と危機感を示した。

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