「ルパン三世」 (TV第1シリーズ)

(1971年10月24日)

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監督:大隈正秋。制作:東京ムービー。

放送局:日本テレビ系列。全23回。毎週日曜日19:30-20:00。

岐路に立たされた大塚は、東映で一緒に子供向けアニメを作っていた
高畑勲と宮崎駿の2人に演出を依頼した。

(当時東京ムービーの専属下請け会社であったAプロダクション
(後のシンエイ動画)に在籍していた)

両名は以後原作の影響の強いハード・タッチの作風を中盤以降、
徐々に低年齢層向けに軌道修正していく。

宮崎は後年、大隅時代からAプロ時代のルパン像の変化を、
“退廃したフランス貴族の末裔から、
何かうまい話はないかと常にきょろきょろとあたりを見回している
イタリアの貧乏人の子倅への変化”と称している。

高畑勲、宮崎駿演出のルパンは、
視聴率は9%程度と序盤よりは安定していったものの、
約半年後の全23話で放送が打ち切りとなった。

だが、数年後の再放送で夕方の放送枠にもかかわらず
20%台という異例の高い視聴率を叩き出し評価が高まり、
その質が改めて評価されることとなった。

ただし、大隅は後年、
再放送の人気が高まった理由を当時のテレビ局で聞いた際、
「余計な説明をしていない、新しさが未だにある」など、
視聴率が低かった理由と全く同じであった、と語っており、
再放送の人気が高まった理由は
必ずしも宮崎・高畑両名の参加による路線変更のみにはよらない。

そして本放送終了から約5年後、再放送の人気を背景として
新作アニメ(『TV第2シリーズ』)が製作される事になった。

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