中央軍事委員会装備発展部の銭衛平副部長を、規律違反の疑いで調査。

(2019年07月24日)

中国の宇宙飛行プロジェクトをけん引してきた主要幹部で、
中国共産党の中央軍事委員会装備発展部の銭衛平副部長が
規律違反の疑いで調査を受けていることが
24日、明らかになった。

息子を通じて
米中央情報局(CIA)に
機密情報が流れた疑いが浮上している。

中国では
軍関連の情報漏洩の疑いが相次いでおり、
習近平(シー・ジンピン)最高指導部は
引き締めに動いている。

国防省の呉謙報道官が
同日の記者会見で、
銭副部長が
調査を受けていることを認めた。

スパイへの関与を否定したが、
香港紙などは
銭氏の米国留学中の息子が
帰国時に軍装備や有人宇宙飛行の資料を
撮影やコピーなどして
持ち出した疑いを指摘している。

銭氏は
宇宙での観測やコントロール、通信などに関する専門家で、
少将の肩書も持つ。

無人探査機「嫦娥(じょうが)」や
有人宇宙飛行プロジェクトなどに携わってきたため、
軍事を含め
宇宙開発の機密が漏れた可能性も出ている。

今回の疑いは
ロシアの情報機関からもたらされた情報とされる。

中ロが
情報分野で協力を深めている実態が
浮き彫りになったとの見方も広がっている。

中国では
艦艇などの建造を担う国有造船大手、
中国船舶重工集団の総経理だった孫波氏が
2018年に
機密情報の漏洩の疑いなどで摘発された。

香港紙によると、
習指導部は
軍幹部の子弟の留学状況などの調査を行っているという。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47728560U9A720C1FF1000/

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