中船重工の孫波・前社長兼党組副書記を、収賄罪と国有企業職員の職権乱用の容疑で逮捕。

(2019年01月07日)

中国最高人民検察院は
7日同ウェブサイトで、

中国国有造船大手の
中国船舶重工集団公司(CSIC、以下は中船重工)の
孫波・前社長兼党組副書記(58)を、
収賄罪と国有企業職員の職権乱用の容疑で
正式に逮捕すると発表した。

中国当局は昨年6月、

「重大な規律違反と
違法行為の疑いがある」

として孫氏を拘束し、
12月に
党籍はく奪処分と
公職追放処分を決めた。

1999年に設立された中船重工は、
国務院が管轄する超大型国有企業で、
中国の10大軍需企業の1つで、
中国国産空母や
海軍艦船の建造も担っている。

香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは
昨年12月の報道で、
孫波氏は汚職問題のほかに、
中国初の空母「遼寧」に関する機密情報を
外国情報機関に売り渡したとした。

同紙は、孫氏が
死刑判決を言い渡される可能性がある
との見方をした。

また、サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、
孫氏の案件が
多くの国家機密に関わるため、
裁判の詳細は公表されないだろう
との見方を示した。

台湾メディアは、
孫氏による空母の機密情報漏えいが事実であれば、
1986年
兪強声・中国国家安全部外事局長が
機密情報を持って
米国に亡命したことに次ぐ大事件だと主張した。

孫波氏はこれまで、
大連造船新廠造船技術所の副所長、
大連造船重工有限責任公司の取締役や社長、
大連船舶重工集団有限公司の
会長や社長を歴任してきた。

大連造船新廠と
大連造船重工有限公司は、
大連船舶重工集団有限公司の前身だった。

大連船舶重工集団有限公司は、
中船重工の傘下子会社である。

中国当局が孫波氏を拘束した以降、
中船重工の幹部を相次いで摘発した。

当局は

「重大な規律違反と違法行為の疑い」

があるとして、

昨年9月10日に、
中船重工第712研究所元所長の金燾氏を、

12月24日
同社第718研究所の元所長兼党委員会委員の卜建傑氏に対して
取り調べを始めたと
それぞれ発表した。

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4584867

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