【京都アニメーション】犠牲になった社員らを弔う追悼式を開く。

(2019年11月03日)

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アニメ制作会社「京都アニメーション」はきょう、
放火殺人事件によって犠牲になった社員を弔う
追悼式を開きました。

会場に設置された祭壇には、
犠牲になった36人の社員や遺族に向けて、
世界中のファンから贈られた
メッセージカードや折り鶴などが飾られました。

追悼式には
京都府の西脇知事や業界関係者に加え、
犠牲者の実名を報道しないよう訴える運動をしていた
「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟」のメンバーら
およそ500人が招かれ、
花を手向けました。

京都アニメーションは
あすとあさってに、
ファンを対象にした
追悼式を開く予定です。

同社の八田英明社長は、
集まった業界や行政関係者らを前に、
7月18日の事件発生からの思いを語った。

「日常が一瞬でなくなったあの日から
100日あまりが過ぎましたが、
全国からこの地に集まった一人ひとりを思うと、
社内は悲しい思いで
涙をこらえることが出来ない日々が続いています。

しかし、この間、
世界中の人から義援金、
温かいメッセージ、
献花をいただき
励ましていただきました。

私たちが
仲間と共に作ってきた作品が、
こんなにも世界に届いていることを知りました。

本当に感謝しています」

義援金はこれまでに
32億円超が集まった。

遺族や負傷者らに
今後配分される。

同社は
176人いた社員の4割近くが
事件で死傷した。

社員は
10月1日現在で137人いるが、
治療中やストレスなどで、
復帰出来ていない人も
複数いるという。

経営再建への道のりは険しいが、
八田社長はこう誓った。

「事件の災禍は
計り知れないほど大きく、
失われた可能性を思うと
言葉もありません。

そんな困難にかかわらず、
社員は一丸となって
力を尽くしてくれました。

京都アニメーションは
世界の中の
日本の京都の会社として、
これからも
世界中の人たちに
夢と希望と感動を育む
アニメーションを届けたい」

同社の作品は
作画が丁寧で、
地元京都を舞台にしたものもあり、
人気を集めていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191103-00000001-sasahi-soci&p=1

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