【大阪高裁】洲本市5人殺害で、一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡す。

(2020年01月27日)

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兵庫県洲本市で
男女5人を殺害したとして
一審で死刑判決を受けた男に、
二審の大阪高裁は無期懲役の判決を言い渡しました。

平野達彦被告(45)は2015年、
洲本市で男女5人を殺害した罪に問われ、
「工作員に脳を操られた」
と無罪を主張しました。

一審の神戸地裁では
精神鑑定で
「薬物による精神障害」
との結果が出たものの、
完全な責任能力があったとして
死刑が言い渡されました。

二審の大阪高裁が
精神鑑定をやり直し、
鑑定した医師は
「被告は妄想性障害だった」として
一審とは異なる鑑定結果を出していました。

大阪高裁は27日、

「一審の鑑定は
被告の病状を的確に捉えておらず、
二審の鑑定が妥当」

として
被告は犯行当時に
妄想性障害の影響で
心神耗弱だったと認め、
一審の死刑判決を破棄して
無期懲役を言い渡しました。

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