【関東尾津組】「新宿マーケット」を開店。(戦後初の闇市)

(1945年08月20日)

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終戦直後は「闇市」と蔑称で呼ばれたが、
その後国民生活に必要であるとの認識から
「ヤミ市」と表現されるようになった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/闇市
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終戦直後の混乱に乗じて新宿駅東口を不法占拠し、
1945年8
月20日には新宿マーケット
(「尾津マーケット」とも)を開店した。

「光は新宿より」というキャッチフレーズとともに
新宿マーケットは約7万人の商店主
および商店関係者を傘下に収め隆盛を極めた。

なお、新宿駅西口線路沿いには
安田組の安田マーケット(民衆市場)が、
南東口近辺には
和田組の和田マーケットが
同様に不法占拠によって闇市を開いている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/関東尾津組
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闇市とは戦時中、
戦後のモノ不足に対処するために行われた
統制経済下で公的には禁止されていた流通経路を経た品が
並んでいた市場のこと。

戦時中にも
闇市場、闇取引などという言葉はあり、
流通そのものはあったが、
リアルにモノの売買が行われる場として
闇市が登場したのは
戦後になってからだという。

その嚆矢となったのは
終戦からわずか5日後に開かれた新宿マーケット。

ついで池袋、渋谷、新橋、神田、上野など、
都心近くの主要駅周辺に続々と開かれ、
やがて郊外の駅前、道路沿いにも出現する。

当時の街中、特に駅周辺などには建物疎開
(空襲で火災が発生した際に周辺への延焼を防ぐために
建物を取り壊して防火帯を設ける措置)や
空襲で焼失した跡地など、
露店を出すための空地は豊富にあり、
そうした場所が不法に占拠され、闇市となった。

http://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00603/
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