戦後のハイパーインフレで、年金基金が消失。(記録も紛失)

(1945年)

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年金制度ができたときから
“天下り利権”が
セットで用意されたのである。

〈この戦争で勝てばいいけれども、
もし敗けて、大インフレでも起こったら、
でももうその時はその時だと。

外国をみても、
どこの国も
積立金はパーになってしまった〉(同前)

すさまじい証言である。

徴収した保険料は
最初から使い果たすつもりだったことがうかがえる。

敗戦後のインフレで
年金は実質「パー」になり、
戦後の混乱の中で、
軍需工場で働いていた人々の
保険料納付記録が散逸し、
現在に続く最初の「消えた年金」が発生した。

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