年金支給額 来年度は0.1%引き上げの見通し

(2018年12月23日)

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来年4月からの年金支給額は、
物価と賃金がいずれも上昇傾向にあることから、
0.1%の引き上げとなる見通しです。

年金の支給額は、
物価や賃金の変動に応じて毎年決められますが、
ことしは、全国の消費者物価指数が先月まで、
1年11か月連続でプラスの状態が続いているほか、
賃金の水準を示す指標も、プラスの傾向にあり、
来年度の支給額は引き上げられる方向です。

一方で、物価と賃金の上昇よりも、
支給額の伸びを抑制する「マクロ経済スライド」という仕組みも実施される見込みで、
抑制分を差し引いた来年度の年金支給額は、
0.1%の引き上げとなる見通しです。

引き上げにより、
国民年金の支給額は
月額6万5008円、

厚生年金は夫婦2人の標準的な世帯で
22万1504円となります。

実際の支給額は来月公表される、
ことし1年間の物価上昇率を踏まえて
正式に決定される運びで、
支給額が引き上げられれば
平成27年度以来となります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181223/k10011757421000.html

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