習近平を批判していた中国人法学者が、新型肺炎検査中に逮捕される。

(2020年02月15日)

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中国の人権運動家で
法学者の
許志永氏が
当局に逮捕された。

17日の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどによると、
中国公安は
昨年12月に
福建省で開かれた反政府集会
「中国の民主主義変化」に参加した後
2カ月間身を隠してきた許志永氏を
15日に逮捕した。

事情に精通した消息筋は

「公安がこの数日間、
私を含め
許志永氏を支援した人たちの自宅を
『新型肺炎予防』検査のため訪問した」

と伝えた。

新型コロナウイルスによる肺炎に
感染していないかを確認するという名目で
公安が自宅訪問をした過程で
逮捕されたのだ。

ある活動家は

「許志永氏は
さまざまな都市に隠れながら
友人と会い
人権運動を継続してきた。

しかし
新型肺炎拡散を防ぐために
検疫統制が強化され
身動きできなくなった」

と話した。

逮捕当時、許志永氏は
広東省広州にある人権弁護士
楊斌氏の自宅に滞在していた。

公安は
楊斌氏とその妻、息子、
許志永氏を連行した。

許志永氏を除いた3人は
17日夕方までに
全員解放された。

許志永氏の現在の居場所や
彼が拘禁された理由などは
明らかにされていない。

許志永氏は
中国で人権運動を行って逮捕され
4年間収監生活をした知識人だ。

逃避生活をする途中で
オンライン上に文書を発表してきた。

彼は今年初めに
習近平主席に公開書簡を送り、

「習近平、
あなたは重大な危機を処理する能力がなく、
大きな危機のたびに
対応できなかった」

と批判レベルを高めた。

その上で彼は
習主席が
新型肺炎問題などの懸案に
対処する能力がなく
辞任すべきと促した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200218-00000057-cnippou-kr

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