【華南農業大学】センザンコウが 「中間宿主」になった可能性があると発表。

(2020年02月07日)

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華南農業大学(South China Agricultural University)は、
うろこのある哺乳類センザンコウが
「中間宿主」になった可能性があると発表。

ただ
詳細については明らかにしていない。

中国中部・湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)の野生動物市場で
昨年発生したとされるこの新型ウイルスの感染源は
コウモリだと考えられる一方で、

研究者らは、
人への感染を媒介した「中間宿主」が
いた可能性を示唆していた。

国営新華社(Xinhua)通信は7日、
同大の研究班が
1000以上の野生動物の検体を調べたところ、

センザンコウと
人間の感染者から検出されたウイルスのゲノム配列が、
99%一致することを突き止めたと伝えた。

国際自然保護連合(IUCN)によると、
センザンコウは
世界で最も不正取引の対象になっている動物で、
アジアとアフリカで密猟された数は
過去10年で100万匹以上に上っているという。

密猟されたセンザンコウは
中国とベトナムに送られ、
うろこは伝統薬の材料として用いられ、
肉は闇市場で売買されるという。

中国当局は先月、
新型ウイルスの流行が落ち着くまで、
野生動物取引の
一時的な禁止を命じている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3267275
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■密輸組織が
象牙からセンザンコウに軸足。

新型コロナ媒介者説で需要縮小?

センザンコウは、
アフリカとアジアで、
昔から食肉と
伝統薬の材料として利用されてきた。

しかし近年、
センザンコウのうろこ(中国やベトナムで各種慢性病の薬として用いられる)の需要が高まり、
国境を越えた取引が活発になっている。

世界にセンザンコウは8種おり、
2017年に全種の国際取引が禁止されている。

にもかかわらず、
今でも大量のセンザンコウが
アフリカからアジアへと密輸されているのだ。

新たな報告書によると、
こうした違法取引は
増加の一途をたどっている。

一因となっているのが、
かつてはアフリカの象牙を主に扱っていた
組織的な国際犯罪ネットワークだ。

彼らが、近年センザンコウを
新たなターゲットにしているのだという。

「以前と比べて、
センザンコウの取引量は
格段に増加しています」。

こう話すのは、
報告書の主執筆者で、
野生動物の違法取引阻止を目的とする
国際財団「野生動物司法委員会」(WJC)の
情報部長であるサラ・ストーナー氏だ。

「これまでとは、
取引の量の
次元が違います」

先日、中国で、
センザンコウは
新型コロナウイルスの中間宿主になった可能性があると、
華南農業大学の研究者がコメントしてから、
ニュースでセンザンコウが
大きく取り上げられるようになっている。

センザンコウが
本当に新型コロナウイルスの中間宿主であるかについては、
まだ正式な論文で発表されたわけではない。

センザンコウからヒトに
ウイルスが感染したことが確認されてもいない。

それでも、20年2月現在、
検証されている説の一つであり、
アジア(とりわけ中国とベトナム)でのセンザンコウの消費と、
大規模な違法取引に対する監視の目が厳しくなると考えられている。

続きはソースで

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/021900111/
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中国では、
新型コロナウイルスが
希少動物のセンザンコウを介して広がった可能性がある
と指摘されています。

WHO(世界保健機関)とともに
武漢などを視察した中国の専門家は、
新型コロナウイルスが
コウモリから希少動物のセンザンコウを介して
広がった可能性があると指摘しました。

センザンコウは
東南アジアや中国南部などに生息します。

センザンコウのうろこは、
中国では
伝統的な薬の原料として使われています。

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