東京都内で、3人目の感染者が見つかる。

(2020年01月25日)

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新型コロナウイルスが原因とみられる肺炎の患者が
東京都内で確認されました。

国内での感染確認は
これで3人目です。

厚生労働省前から報告です。

(岩本京子記者報告)

(Q.国内3例目となるが、
厚労省はどのように受け止めているか?)

国内3人目の患者の発生となったわけですが、
3人目の中国人女性については、

現在はせきが出ているのと
発熱が37度程度と
軽い症状で
入院はしていないということです。

25日に春節を迎えたわけですが、
2例目の患者は19日、
3人目の患者は18日と、
3人とも
春節の前に来日していることが分かっています。

厚労省は、
春節を迎えて
通常の同じ時期よりも
最大で4割程度の中国人観光客が増える
と見込んでいます。

その分、
患者が増えるリスクも高まってきている
とみているということです。

(Q.検疫などの水際対策が強化されているが、
実際どれくらいの効果があると
厚労省は認識しているか?)

厚労省は現在、
空港などの検疫で
サーモグラフィーを使って
発熱などの症状がある人を見分けています。

ただ、サーモグラフィーだけでは
100%は防ぎきれないと話していました。

また、肺炎の診断ですが、
1例目と2例目の患者については
2度目の診断で肺炎と診断されています。

レントゲンを撮っても
1度の診断だけでは
肺炎と診断するのが難しい
と話していました。

厚労省は
中国からの全便について
健康カードを配ったり、
機内アナウンスをするなどして
自己申告を促していますが、
今後、さらに水際対策を強化する方針
ということです。

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