ペストの大規模な流行が収束。

(1910年)

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ペストの大規模な流行は
1910 年で終わったとみなされている。

それでも 1940 年代中期までは、
ペストはまだ major public health problem であった。

それももはや、
日本におけるように
「化石のような病気」になりつつあった。

しかし、近年ペスト菌常在地域にも文明化が押し寄せ、
人間とペスト菌が
直接的、間接的に
接触する機会が増えてきた。

WHOの報告では、
1991 年を期に
ヒトペストは増加の一途をたどり、

1997 年には患者 5,419人(死者 274)である*6。

増加とはいっても年間数千人であり、
もはや中世のペストではない。

1998 ~ 2008 年では
23,278症例が 11 カ国から報告され、
その 95%以上がアフリカからである*24。

過去の全てを合計すれば
人類史上で 2 億人以上が
ペストで死亡したと推定されている*11。図

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1002_03.pdf

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