【WHO】「感染拡大防止策を行わなければ、入国規制だけでは効果がない。」

(2020年03月16日)

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世界保健機関(WHO)で
緊急事態対応を統括するライアン氏は16日、
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
世界各国が相次いで導入している入国制限措置について
「包括的な感染拡大防止策の一つにすぎない」と述べ、
乱用は避けるよう訴えた。

各国が入国制限で満足し、
国内での感染拡大防止の取り組みが
おろそかになることを懸念した発言。

記者会見でライアン氏は、
感染者や感染経路の割り出し、
クラスター(感染者の集団)の封じ込めといった
感染拡大防止策を
並行して行わなければ、
渡航制限措置は
「何の効果ももたらさない」
と強調した。

WHOは
緊急事態宣言を発出済みだが、
渡航や貿易の制限勧告は行っていない。

感染拡大防止に向けた協力態勢や、
必要な医療物資の流れが阻害されるといった、
負の効果が大きいためで、
導入する場合も事態の深刻さに応じて、
できるだけ短期間にするよう呼び掛けている。

https://www.sankei.com/life/news/200317/lif2003170021-n1.html

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