【鍾南山】「発生源が中国であるという証拠はない。」

(2020年03月17日)

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中国の保健当局の専門家チームの
トップを務める鍾南山氏は
広東省広州で記者会見し、

「ウイルスの発生源が中国だ
という証拠はない」

と述べて、
新型コロナウイルスの感染拡大などをめぐり
中国を批判するアメリカの動きをけん制しました。

中国の保健当局の専門家チームのトップを務める
医師の鍾南山氏は18日、
広東省広州で開かれた記者会見で
中国での新型コロナウイルスの感染状況について、

「武漢を封鎖し
強い措置を取ったことで、
ピークは過ぎ去り
新たな感染者は減っていて、
すでに爆発的な流行以前の状態に戻っている」

と述べて、
国内の流行は抑え込みつつある
という認識を示しました。

そのうえで
世界各地で感染が拡大していることについて、

「多くの国で
感染の第1波を迎えている。

国によっては
症状がないと検査をしないところがあるが
これには反対で、

症状がなくても、
感染者と接触した人や
流行している地域から来た人などを
積極的に検査していくべきだ」

と述べて、
各国に検査体制の拡充を呼びかけました。

また、

「このウイルスは
中国で感染が広がったが
発生源が武漢であるという証拠はない。

科学と政治の問題は
分けて考えるべきだ」

と述べて、

トランプ大統領が
「中国ウイルス」という表現を使うなど
感染拡大などをめぐり
中国を批判するアメリカの動きをけん制しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200319/k10012338881000.html

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