【中国】北京大学の院長が「新規感染者を公表しにくくなっている」と論文で批判。

(2020年03月15日)

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北京大の
姚洋
国家発展研究院院長は
20日までに、

中国で
新型コロナウイルス感染症への対応に関し、
中央集権の強権統治の下、
圧力を感じた地方の当局者が

「新規感染を1例も出してはならない」

と萎縮していると
批判する論文を発表した。

同研究院は権威あるシンクタンクで、
体制内の専門家から
こうした指摘が出るのは異例。

姚氏は経済の専門家で、
公表は15日付。

感染が最初に拡大した湖北省では
18~19日に
新たな感染者が確認されず、

他の地域では最近、
渡航者以外の感染が
1例もない日も多い。

政府系メディアが「ゼロ」を宣伝する中、
会員制交流サイト(SNS)では
地方政府が
感染発生を隠すのではないか
との懸念も出ている。

習近平指導部は
企業活動の正常化を急ぐよう要求。

だが姚氏は
「ミスを許容しない」中央の姿勢を受け、
新規感染が出た際の処罰や失職を恐れて、
地方当局者が
経済復興に取り組めないと指摘。

地方行政に
自主性と実権を与えるよう訴えた。

https://www.sankei.com/life/news/200320/lif2003200057-n1.html

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