【アメリカ】ジャレッキー監督が、「トランプ・デス・クロック」を設置。

(2020年05月12日)

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米ニューヨークのタイムズスクエア(Times Square)にこのほど、
「ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の死の時計」という意味の
「トランプ・デス・クロック(Trump Death Clock)」が設置された。

そこに表示されているのは、
新型コロナウイルスへの対応を
より迅速に行っていれば
死を回避できた可能性のある
米国内の犠牲者数だとされる。

制作者は、
映画監督の
ユージーン・ジャレッキー(Eugene Jarecki)氏。

ニューヨークを拠点とし、
サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)で
2度の受賞歴がある。

ジャレッキー氏が
ブログプラットフォーム
「ミディアム(Medium)」への投稿で
説明したところによると、

この「時計」は
トランプ政権が
ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)と
学校閉鎖を

3月16日ではなく
その1週間前の3月9日に実施していれば
予防できた死が、
新型ウイルスによる死者数の6割に当たる
とする考えに基づいて
設定されているという。

同氏は
この6割という比率について、

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の
アンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長が
先月中旬に行った発言を受けて、
複数の専門家らが試算した
控えめな割合だとしている。

ファウチ氏に対しては、
米政府による
新型ウイルス対応の要として
国民からの信頼が高まっている。

同氏は先に、

「予防策を
より早く講じていれば、
命を救えただろう」

と述べていた。

ジャレッキー氏はミディアム上で、

「すでに不必要に失われた数々の命が、
われわれはより責任をもって
危機に対応できるリーダーシップを
求めていくべきだと訴えている」

と指摘。

「記念碑に刻まれた戦没者らの名が
戦争の犠牲を思い出させてくれるように、
大統領の新型ウイルスへの対応の遅れによって
失われた命を数値化することは、
極めて重要な公共機能を果たすだろう」

と、同氏は述べている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00000040-jij_afp-int

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