【英国】黒人の死亡リスクは、白人の4倍。

(2020年05月09日)

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英国では
新型コロナウイルス感染症患者のうち
黒人の死亡する可能性が
白人の4倍に上っていることが分かった。

南アジア諸国の民族集団についても
同様のリスクの増加が見られるという。

7日に公表された
新たなデータから
明らかになった。

英国家統計局の報告によると、

新型コロナウイルス感染症で死亡する可能性は、

黒人女性が白人女性の4.3倍、
黒人男性が白人男性の4.2倍

それぞれ高かった。

調査対象となった黒人は

カリブ系黒人、
アフリカ系黒人、
その他の黒人

と定義されている。

バングラデシュ、パキスタン、インドの出身者や
それらの民族的ルーツを合わせ持った人たちについても
「統計上有意な死亡リスクの上昇がみられた」という。

人種に基づくリスクの差について、
報告では

「部分的には
社会経済上弱い立場にある点や、
その他の状況に起因するが、
それだけで
完全に説明がつくものではない」

と述べている。

患者の年齢や人口統計的要因、
申告のあった健康上の問題を加味してもなお、
黒人が新型コロナウイルス感染症で死亡する可能性は
白人の2倍近くに達していたという。

今回のデータは
イングランドとウェールズを対象に、
3月2日から4月10日までに起きた
新型コロナの関連死を調査したもの。

英財政研究所(IFS)が先週発表した分析でも、
アフリカ系黒人の民族的背景を持つ人が
病院での新型コロナ治療中に死亡するリスクは
白人より3.7倍高いとする結果が出ていた。

英国での
新型コロナウイルスによる死者は
6日に公表された時点で
3万人を突破しており、
欧州で最多となっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f72c2e26678c1b562407f6b103a983b5026702b6

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