【厚生労働省】医療従事者など2人を、初めて労災と認定。

(2020年05月15日)

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厚生労働省は、
新型コロナウイルスに感染した医療従事者など2人を
労災に認定したことを明らかにしました。

感染を業務によるものとして
労災と認めるのは
今回が初めてです。

労災認定されたのは、
いずれも
新型コロナウイルスに感染した医療従事者1人と、
生活関連サービス業に従事する人1人の
合わせて2人です。

厚生労働省は労災認定について、
医療や介護に従事する人は、

仕事以外で感染したことが
明らかな場合を除いて
原則、労災と認め、

それ以外の仕事に従事する人も、
客と近づいたり接触したりする機会が多い場合などは
業務によって感染した可能性が高いとして、
感染経路が分からなくても
個別に判断する方針です。

厚生労働省は
2人のケースについて
詳細は明らかにしていませんが、

感染者で労災と認められたのは
今回が初めてだということです。

また、
業務によって感染したとして
労災を申請した人は
14日の時点で、
全国で39人で、

内訳は、
医療従事者が19人、
介護や福祉に携わる人が11人、
製造業や、卸売・小売業が、
それぞれ2人などとなっています。

加藤厚生労働大臣は
閣議後の会見で、

医療機関に対し
労災の申請への協力を要請した
と明らかにしたうえで

「何かあったときに
対応できる安心感を持ってもらうためにも

医療従事者が感染したら
速やかに本人に労災請求を勧め、

手続きに協力してもらえるよう
強くお願いしたい」

と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431731000.html

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