【WHO】治療薬の特許など管理する枠組みを創設したと発表。

(2020年05月29日)

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WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの開発や普及に向けて、特許や技術を管理する国際的な枠組みを創設しました。しかし、治療薬やワクチンの開発が盛んなアメリカなどG7=主要7か国は1か国も加わっておらず、どこまで実効性を持たせられるかは不透明です。

WHOのテドロス事務局長は29日、スイスのジュネ-ブの本部で声明を発表し、新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの開発や普及に向けて、特許や技術を管理する国際的な枠組みを創設したと明らかにしました。

この枠組みは中米のコスタリカの提案を受けて創設されたもので、治療薬やワクチンなどの開発技術を適切に管理することで発展途上国などでも製造しやすくなるとしています。

テドロス事務局長は「新型コロナウイルスを予防、発見、治療するための道具は世界的な公共の財産であり、誰もが利用できるものでなければならない。科学は私たちに解決策をもたらしてくれるが、それを皆が享受できるようにするためには連帯が必要だ」と述べ、各国に対して枠組みへの参加を呼びかけました。

枠組みには29日の時点で南米の国々などを中心とした37か国が参加を表明したということですが、治療薬やワクチンの開発が盛んなアメリカなどG7は1か国も加わっておらず、どこまで実効性を持たせられるかは不透明です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200530/k10012451511000.html

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