【日本銀行】世界経済の下方リスクを念頭に、追加緩和を検討すると発言。

(2019年06月21日)

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日銀の黒田総裁は
世界経済の下方リスクが高まっているとして、
2%の物価目標への勢いが失われれば
ちゅうちょなく追加の金融緩和を行う姿勢を示しました。

日銀・黒田東彦総裁:

「物価安定目標の実現に向けて
進んでいくモメンタム(勢い)が損なわれることがあれば、
ちゅうちょなく追加緩和を検討する」

黒田総裁は
米中貿易摩擦などを念頭に

「世界経済の先行きのリスクは
非常に懸念が高まっている」

と指摘しました。

19日に
アメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)も
景気次第で利下げを行う姿勢を示していて、
世界的に「緩和ムード」が強まっています。

ただ、金融機関などへの副作用も大きくなるなかで、
日銀は難しい舵(かじ)取りを迫られています。

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