15歳未満を「提供者」に 臓器移植法改正自民案

(2004年02月11日)

008852004年02月11日朝刊2総合00200313文字自民党の脳死・生命倫理及び臓器移植調査会(会長・宮崎秀樹参院議員)は10日、今国会に提出をめざす臓器移植法改正案のたたき台をまとめた。現在禁じられている15歳未満からの移植を、本人が脳死以前に拒否していない限り、家族の同意だけで認めることなどを盛り込んだ。
改正点は5点で、来月上旬までに法案を固める。本人の臓器提供意思を前提としない家族同意だけでの移植を、15歳以上にも認めるべきだとの意見もある。同様に現在認められていない親族への優先的提供も、条件付きで認めるか検討する。
他に、本人や家族の意思が示されていない段階での脳死判定の開始▽6歳未満の小児からの提供▽運転免許証や健康保険証での意思表示、についても詰めていく。

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