ヌーヴォ・レアリスト結成

(1960年10月17日)

批評家のピエール・レスタニーはイヴクラインのアパートでアルマン、ダニエル・スポエリら都市の廃物や破れたポスターなどで作品を作っていた作家たちと同席したが「ヌーヴォ・レアリスト(新即物主義)」はそこで結成された。ラウシェンバーグ、ジョーンンズの初期の作品とまとめて彼らの作品も「ネオ=ダダ」と呼ばれた。カプロウのインスタレーションやハプニング、「フルクサス」のオジェブ作品も同じ旗の下に置かれた。曰く「ポスター、物体の誘惑、日常の些細な事柄やダイニング・ルームの残滓、なんでも破り捨てればよかった、これこそ、現実の激しい冒険を概念や空想による転写を通してではなく、それ自体として知覚することなのだ」※しかしクラインは都市の廃物にまったく興味を示さなかった。

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