デニス・オッペンハイム「サイト・マーカーズ」

(1968年)

これは様々な場所にただ杭を地面に打ち込んで、その場所を指定したり「場所を占有する」というものだった。オッペンハイムは後にこう語った。「(私の1967年のサイト・マーカーでは)旅という概念は、場所の感覚と一組になっていた。場所が言わばモノの代わりをしたのだ。私は単に杭を立ててその作品の写真を撮って主張し、地図上どこにあるかを指摘して文章に表すだけで十分だった…。形を模写したり複写したり、或いは操作したりはもはや問題ではなくなっていた」

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