ロバート・スミッソン 「asphalt rundown」

(1969年)

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ダンプカーが、採石場の廃棄された一面の斜面に沿ってアスファルトを投棄した。アスファルトは土と混じり合い、雨にうがたれた溝を満たしながら斜面を流れ落ちた。このアスファルトは言わば廃棄の鋳物となる。エントロピーに捧げた作品だ。この作品は、ジャクソン・ポロックのドリップペインティングにも触れている。スミッソンはアスファルトを使った巨大なスケールのドリップで大地に「描いて」いる。