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流行に敏感なあなた。次の"イットバッグ"は、なんと紙でできているかもしれません？

高級セレブも、ちょっとした買い物にはまるまるスーパーマーケットを貸切する時代。そんなゴージャスな世界とは対照的に、2024年秋、ロサンゼルスを拠点とする高級オーガニック食材店「エレホン」とバレンシアガのコラボレーションが話題を呼びました。
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なんと、そのコレクションは、「買い物」という日常的な行為そのものをテーマにしたもので、キム・カーダシアンも紙袋を持って参加。彼女はスーパーにふさわしいラフな服装で登場し、"紙袋こそ真のトレンド"であることを体現しました。

冗談ではなく、実は今、紙製ショッピングバッグが静かなブームを迎えています。スマホ決済や当日配送が当たり前になった今、あえて「買う」という行為を物質的に残す紙袋が新鮮に映ります。

ショッピングモール全盛期には、実際に店舗に行って商品を見て、選ぶというワクワク感がありました。しかし、今は無機質な画面上でクリックするだけ。モノを買う行為そのものが、魂がこもらず、精神的な豊かさを失いつつあるのです。

だからこそ、目的を持って買い物をした証である「紙袋」が注目されているのです。

とはいえ、ショッピングバッグ自体が常にクールだったわけではありません。しかし、例えば日本の80年代、ティーンエイジャーの間では、プラダやシャネルなどのショッピングバッグをランチバッグ代わりに持つのが流行っていました。

中には、小さなデザイナーズバッグと紙袋の2つを重ね持ちするオシャレさんも。ブランドによって使い分け、特別な日に使うもの、ギフト用、普段使いと、ステータスシンボルとしても活用されていました。

では、なぜ今、紙製ショッピングバッグが再注目されているのでしょうか？

その背景には、サステナビリティへの意識の高まりがあります。プラスチック袋の問題が深刻化する中、紙はエコフレンドリーな選択肢として見直されています。さらに、ユニークなデザインの紙袋は、ファッションアイテムとしても魅力的です。

高級ブランドも、紙製バッグに力を入れています。例えば、ステラ マッカートニーは、環境に配慮した素材を使用したショッピングバッグを展開しています。また、グッチは、リサイクル可能な紙を使用したショッピングバッグを限定で発売しました。

こうした流れを受け、ハイセンスな紙製ショッピングバッグは、今後ますます人気になっていくでしょう。あなたは、次の"イットバッグ"として、お気に入りの紙袋を見つけてみませんか？