エクシア合同会社(EXIA)はポンジスキーム?見分け方と根拠を解説!
(2021年07月)エクシア(EXIA)はポンジスキームではないのか?
エクシア合同会社への投資を検討しているけど、ポンジスキーム詐欺だったら怖い…
エクシアはポンジスキームだと噂されているけど、見分け方が知りたい!
上記のような疑問や意見を読者からいただくことがあります。
不安になる気持ちはとてもわかります!
この記事では、ポンジスキームについての説明も兼ねて、エクシアがポンジスキームだと心配される原因やそうではないと考える根拠をまとめてお伝えしますね。
エクシアにこれから出資を検討していたり、いますでに出資したりするなら参考にしてみてください。
ポンジスキームとは典型的な詐欺手法!
ご存知かもしれませんが、約100年前にアメリカでチャールズ・ポンジが生み出した、不特定多数に出資を求める詐欺の総称がポンジスキームです。
スキームというのは計画とか仕組みといった意味があって、ビジネスでも使われます。
ポンジスキームは100年も前からあるのに、なんでみんな騙されてしまうのか気になりますよね?
そもそもポンジスキームになぜ騙されるのか、実例や基本的な見分け方をお伝えしておきます。
ポンジスキームは有名なのになぜ騙されるのか!
ポンジスキームの流れ
「元本保証かつ月利10%」等の好条件で釣って集金
新規投資家のお金を横流しして「配当」を出す
実際に配当が出るのでますますお金が集まる
運営の資金持ち逃げ、新規投資家の鈍化、出金の加速などで破綻
上記が大まかなポンジスキームによる投資詐欺の流れです。
ポンジスキームは簡単にいうと自転車操業です。
車輪が回り続ける限り、破綻しないので、気付かないうちに騙されているのです。
要するに、次の2つの条件を満たせば続いてしまうので騙されます。
ポンジ存続条件
常に新しい投資家が投資している
既存の投資家が出金しない
極論をいえば年金の仕組みもポンジスキームに陥っています。
年金の運用はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がしていますが、その運用益よりも支払う年金のほうが多くなってしまっています。
つまり若い世代が払っているお金をそのまま配当している状態です。
なので意図的である・なしに関わらず、悪意がなくてもポンジスキームはわりと身近に存在します。
ただ、そういったものは抜きにして、この記事では明らかに悪意のある投資詐欺をポンジスキームと呼びますね!
ポンジスキームの実例を紹介!
ポンジスキーム実例
ナスダック事件
PGA(プランスゴールド・アービトラージ)
いまもなお語り継がれるナスダック事件と、2020年に起こった被害総額500億円と言われるPGAを紹介します。
ナスダック事件(NASDAQ事件)
アメリカのナスダック・ストック・マーケットの元会長であるバーナード・マドフ氏が起こした事件で、約30年にわたって被害総額は4.5兆円や6兆円と言われています。
世界最大規模のポンジスキームで、主犯のマドフ氏は2008年に逮捕され、150年の禁固刑に処されました。
被害にあったのはスティーブン・スピルバーグなどの著名人もいますが、個人だけではありません。
日本だと野村ホールディングスが380億円ほどの被害があると言われています。
その他海外のサンタンデールやHSBC、BNPパリバなど、世界中のいわゆる「金融のプロ」たちが軒並み騙されてしまったポンジスキームの代表的事件です。
PGA(プランスゴールド・アービトラージ)
2020年5月にオープンして、2020年10月に実質的に破綻したポンジスキームの事例がPGA(プランスゴールド・アービトラージ)です。
明らかなHYIP(ハイプ:高利回り)案件であったにも関わらず見せ方がうまかったのか、被害総額は500億円と言われています。
最低10万円から投資可能、月利15~20%、紹介すると最大で24%のボーナスというMLM(ねずみ講のようなもの)の仕組みでした。
投資のハードルが非常に低いことと、TwitterなどのSNSで拡散したのもあって投資初心者の若年層の被害も多かったようです。
ポンジスキームの基本的な見分け方!
ポンジの見分け方
利回りが異様に高い
元本保証を謳っている
紹介報酬がある
ライセンスがない
上記のような特性があると、ポンジスキームである可能性が高いです。
もちろん、絶対にそうであるとは言い切れないのでよく精査する必要があります。
上であげたプランスゴールドのような暗号資産(仮想通貨)アービトラージの案件だと、かつてビットリージョンなどもありました。
月利20%や日利1%など、利回りが異様に高い案件は飛ぶのも早いです。
早いと数ヶ月、長くても2年も持たないことがほとんどなので、運用歴を確認することも大切です。
また、投資にはリスクがあるので元本保証というのは普通出来ません。
国債や定期預金くらいの0.0何%の世界ならまだしも、ある程度の利回りがあって元本保証している案件はほぼ確実にポンジスキームです。
あとは紹介制度がある案件も怪しいですね。いわゆるねずみ講、MLM(マルチレベルマーケティング)がそうです。
とくに紹介フィーが高かったり、紹介者の紹介者にまでフィーが発生するような仕組みをとっている案件は、集金自体が目的であるのが一目瞭然です。
ライセンスに関しては、投資家保護の観点からある方法が安全性が高いです。
これらに気をつけてもナスダック事件のようなことは避けられませんが、ポンジスキームを判断する目安として意識してみてください。
エクシア合同会社(EXIA)はポンジスキーム?詐欺だと疑われる5つの原因!
5つの原因
エクシアの利回りが高い
エクシア合同会社の社員権募集スキームという仕組み
エクシアの運用の実態が確認出来ない
菊地翔社長がいわゆるエリートではない
テキシアジャパンを連想させる
エクシアがポンジスキームだと疑われる原因を5つ挙げました。
これらの原因についてそれぞれ補足していきますね。
原因①:エクシアの利回りが高い
エクシアがポンジスキームだと主張する意見でよく挙げられる理由が、利回りが高いからというものです。
たしかに年利換算すると40%を超える運用成績を継続しています。
エクシア返戻率過去実績
とは言え、一方で世界トップのヘッジファンドの1つであるルネッサンステクノロジーのメダリオンファンドは30年にわたって平均40%のリターンを出しています。
また日本国内でも、和製ヘッジファンドとして有名なハヤテインベストメントが2013年に年利98.74%を記録しています。(最近は微妙ですが..,。)
あとは個別の株式でみれば、10倍銘柄なども存在しますよね。
このように、年利40%はたしかに高いですが、それだけを理由にポンジスキームだと決めつけるのはもったいないと思います。
原因②:エクシア合同会社の社員権募集スキームという仕組み
エクシアの投資は、いわゆる合同会社の社員権募集スキームによるものです。
この仕組み自体は合法ですし、会社にとっても投資家にとってもメリットがあるので使われているものです。
ただ、それを悪用して詐欺を横行する詐欺師がいるので、ポンジスキームが疑われる原因になります。
例えば投資信託としてやることになれば、運用方法に制限が入るなどのデメリットもあります。
そうなると最も懸念されるのは利回りが落ちてしまうことです。
後ほど解説するその他の信用材料がある現在は、いまの仕組みのまま高い利回りを実現してくれる方が出資している身としては嬉しいです。
原因③:エクシアの運用の実態が確認出来ない
エクシアの運用の内容は開示されていません。
出資者向けに毎月、出資金評価額通知メールは来ますが、あくまでも自分が出資した持ち分の評価額がわかるだけです。
詳細なレポートがなく、運用についてブラックボックスである点が、エクシアが疑われる原因の1つとなっています。
これもポジティブに捉えれば、開示されていないからこそ誰かに邪魔されることなく利益が得られていると言えます。
資産を多くもったビッグプレイヤーは世界中に潜んでいるので、付け入るすきを与えるのは得策ではありません。
あと、運用レポートは読み物としては面白く投資の勉強になりますが、運用を委託する身としては結果のほうが重要です。
損失がでた理由を詳細に分析されるよりも、しっかり良い成績を出してくれさえすれば文句はありません!笑
運用内容が不透明=ポンジスキームというわけではありませんし、運用内容の透明性が高いからといってそれは運用成績とはまったく別物です。
原因④:菊地翔社長がいわゆるエリートではない
エクシアを疑う理由に、菊地翔社長がエリートではないというものがあります。
学歴だったり社歴だったりは、投資の世界に置いてはあまり関係ありません。
上で挙げたナスダック事件のように、超がつくほどのエリートでもポンジスキームをすることもあります。
中卒・高卒で立派な功績を残している社長は多くいらっしゃいます。
勉強というフィールドは信頼性の1つの判断基準にはなりますがあくまでも参考程度です。
菊地翔社長は数年間は引きこもって1日17時間もトレードするような職人気質の方です。
また、コロナの対策として、マスクを配布したり寄付を行ったりといった社会貢献もされています。
肩書や一部だけを見るのでなく、総合的に見ることが大切だと思います。
菊地翔社長についても記事にしているので機会があれば読んでみてください。
原因⑤:テキシアジャパンを連想させる
テキシアジャパンホールディングスが全国1.3万人から460億円を集めたポンジスキームの事件があり、2019年2月に関係者が逮捕されました。
毎月3%固定で配当
元本保証
1年間は出金出来ない
といった内容で、案の定ポンジスキームで、その資金はほとんど使われていたという事件でした。
エクシアは2019年9月に社名変更していますが、その前はエクシアジャパンという名前でした。
もちろんテキシアジャパンとはまったく関係ないのですが、テキシアとエクシアの響きが若干似ているので連想する人もいるようです。
ここまでエクシアがポンジスキームを疑われる原因を見てきました。
私も裏側を全部知っているわけではないので、100%ポンジスキームではないと言い切ることは出来ません。
ただ、これからお伝えする5つの根拠から、エクシアを信頼して投資しています。
エクシア合同会社(EXIA)がポンジスキームや詐欺ではないと思う5つの根拠!
5つの根拠
弁護士法人わかさ等の優秀な顧問企業がついている
省庁出身者の人材起用が出来ている
エクシア合同会社は貸金業の登録がある
エクシア・アセット・マネジメント株式会社は第二種金融商品取引業の登録がある
大規模なオフィスを構えている
エクシアがポンジスキームや詐欺ではない根拠を5つ挙げています。
それぞれについて解説していきますね!
根拠①:弁護士法人わかさ等の優秀な顧問企業がついている
エクシアには法律・税務・法務・人事労務の各分野において専門家がついています。
その中でも上の写真の方、ご存知かもしれませんが若狭勝氏が率いる弁護士法人わかさが2019年6月から法律顧問を担当しています。
それ以外にも下記のような優秀な顧問企業がついています。
エクシアの顧問
法律顧問の役割としては何か問題があったときに会社を守る立場なので、投資家を守るわけではありません。
ただ、詐欺会社の顧問をやることはリスクが大きいです。
若狭勝氏は元検事で東京地検特捜部副部長や東京地検公安部長を歴任、衆議院議員もされていたような方です。
なのでもしポンジスキームをしているような会社の顧問をしてしまっては、名前に傷がつくのは容易に想像できますよね。
いくらお金を積まれたとしても、法人として社会的地位を失墜させてまでやるようなことはないので、その分信頼出来ます。
根拠②:省庁出身者の人材起用が出来ている
エクシアには財務省や国税庁出身者の顔ぶれも増えています。
省庁出身の人材
武藤氏や谷口氏のように、各界に顔がきく人材が協力されています。
こういった方々も、若狭氏と同様、今までのキャリアを捨ててまでポンジスキームを行っているような会社に入社するとは考えにくいですよね。
根拠③:エクシア合同会社は貸金業の登録がある
エクシア合同会社は貸金業者として登録がされています。
金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで検索すればヒットします。
こういった許認可を得るには、規定に沿った資料準備と審査を通過する必要があります。
運営の実態がないような会社が審査を通過することはまず無理だと想像出来ますよね?
むしろかなりしっかり運営していて、書類も入念に用意していかないといけません。
さらに1度登録されたら終わりではなくて、更新するためにも運営は続ける必要があります。
許認可を得る前からエクシアは合法的に運営していましたが、この登録がされたことで業務の幅も広がり、信頼感・安心感も大きくなりました。
根拠④:エクシア・アセット・マネジメント株式会社は第二種金融商品取引業の登録がある
こちらは子会社のエクシア・アセット・マネジメント株式会社の話ですが、第二種金融商品取引業の登録がされています。
金融庁が公表している金融商品取引業者登録一覧に掲載されているのが確認出来ます。
よく証券会社が登録されているものですね。
こちらも許認可を得るためには厳しい審査を通過する必要があります。
エクシア合同会社から見ると子会社にあたりますが、親会社がポンジスキームをやっているような詐欺会社であれば審査は通過しないでしょう。
根拠⑤:大規模なオフィスを構えている
エクシアは現在東京駅に近い丸の内トラストタワーの20階にオフィスを構えています。
私も訪れたことがありますが、専用の部屋がいくつもありセキュリティ面もしっかりしています。
さらに2021年7月31日に六本木グランドタワー15階へ引っ越す予定になっています。
内装がすべて完成して完全に移転するのは年末近くなるようですが、かなり大規模なオフィスとなります。
法人で賃貸するときに審査があり、財務面のチェックなどはされます。
変な会社に貸してしまうと所有している不動産会社の評判が落ちますし、家賃滞納になれば損失が出てしまいます。
それでもエクシアがポンジスキームだと疑う場合は…
ここまでエクシアがポンジスキームだと疑われる原因と、そうではないと私が考える根拠をお伝えしました。
それでもやっぱり怪しい、ポンジスキームじゃないか不安だ、、、
そう感じる場合は、エクシアに投資しないほうが良いと思います。
資産運用の方法は、エクシアへの投資だけではありません。
株などで自分自身で運用することも出来ますし、投資信託やREIT、不動産投資など数多く選択肢はあります。
資産運用は長く続けることが大切です。
なので精神衛生上よくない状態で投資するよりは、自分自身が安心できるものに投資することをお勧めします。
ただ現金(預金)で全資産を保有するのは、インフレに耐えられないこととリスク分散の観点からお勧めしません。
何かしらに投資するとなったとき、エクシアはいま個人的に良いと思っています。
エクシアはポンジスキームなの?についてのまとめ
今回のまとめ
エクシアは利回りの高さなどが原因でポンジスキームを疑われることがある
顧問や許認可の客観的材料から、エクシアはポンジスキームではないと考えられる
不安ならエクシアに投資しない選択肢も取れる
直接話を聞いてみて、自分自身で判断することも可能
今回はエクシアはポンジスキームなの?についてまとめました。
ポンジスキームの流れや詐欺被害の回避方法にも触れましたが参考になりましたでしょうか?
結論としては、エクシアがポンジスキームである可能性はかなり低いと思います。
根拠は文中でお伝えしたように5つあって、中でも顧問企業や金融庁の公式サイトで確認できる許認可は安心材料として大きいです。
そうは言っても、世の中に絶対はありません。
私自身、一出資者にすぎないですし、会社の隅々まで知っているわけではありません。
投資したあとも、何か懸念材料が出れば不安に感じることもあるかもしれません。
https://twitter.com/hashtag/エクシアジャパンhttps://www.bizreach.jp/company/view/11650/http://blog.livedoor.jp/myhome3150/archives/cat_10048825.html
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