#010:UWF:町田大道芸祭

(2005年10月)

HWA世界ヘビー級選手権試合
○(王者)BQレスラーサクラバカ VS ハレタコーガン(挑戦者)×
(ブサイクへの膝蹴り)

※OBでのHWA挑戦は初。

[HWA’S RAW①]
町田大道芸祭・・・
今年で12年目を迎えるこの祭。ジャグラー、パントマイム、オカマ(?)など様々なジャンルがひしめくこの祭りだが去年に引き続きの学生プロレス興行が行われる。雨の心配をよそに無事に第1部が終了。
そして第2部開始前の前説にて事件が起こる。

2部メイン王者BQレスラーサクラバカVS挑戦者ハレタ・コーガンの説明中に現れた不穏な動きをする二人の輩。
一人は白いリングシューズに黒のロングタイツ。白いTシャツには「ふりーだむふぉーす」と茶化した感じのプリントを施した大男。一人は黒のスーツにアロハシャツ。サラ金の取立て風情といった感じの男。
実況席のマイクを奪いリング内へと滑り込む二人。サラ金の取立て風情の男は茶色サングラスに手をかけ場外を威圧する。そしてロングタイツの大男がマイクを取り観客を一瞥すると叫びだす。
「WOW、WOW、WOW。三連休のお忙しい中お越し頂きありがとうございます。俺たちが今巷で話題の悪役軍団山田組だ!」

[HWA’S RAW②]
マイクで吼えるこの男、本日のメインを務める挑戦者であり、ただ今健康プロレスを席巻する悪の集団“悪役軍団 山田組”顧問こと『ハレタ・コーガン』である。サラ金の取立て風情の男は山田組 若頭 『でかい一物』。つまり、またまた興行開始前に山田組はリングジャックを行ったわけである!こんな時は何かが起こる・・・。
観客をあおるコーガン。本日の会場はリングから客席までが非常に遠い一面の席。左右は壁に道路。必然的に客席からリングへの歓声やリアクションが感じずらい非常に難しい会場。気になるコーガンは必要以上に絡んでいく。
コーガン(以下コ)「本日行われるHWA選手権試合 王者BQレスラーサクラバカvs挑戦者ハレタ・コーガンのメインイベントだが・・・。そうでもないんだな。よく聞けよ、お前ら。その事に関して重大な発表があるので我々はこの場へやってきた。HEY、CHAMP!お前も聞けよ。出て来いサクラバカ!!」
後方から一人の男が現れる。ベルトを肩に掛けたオレンジタイツの男。この男こそが、現HWAヘビー級王者『BQレスラーサクラバカ』である。

[HWA’S RAW③]
リング内にあがるサクラバカは怪訝な面持ちでコーガンを睨み付ける。緊張感の漂うリング内。一触即発の雰囲気を察知してかでかい一物が身構える。そんな両者をよそに不敵な笑みを崩さないコーガンはマイクを口元へ引き寄せる。
コ「よく来たな、CHAMP!先日、ある人物よりこの『業界の象徴』『Mr.エンターテイナー』であるハレタ・コーガン様に今回のHWA戦に関して非常に重要な書類が届いたのでここに発表する。一同心して聞くがよい!!」
よく見るとコーガンの右手にはクリアファイルがしっかりと握られている。一説によるとこれは彼の勤めている会社のソフト『勘定奉行』のクリアファイルであり前日までは勘定奉行の宣伝をし、「皆様財務会計は勘定奉行、ご購入はハレタ・コーガンよりお求めください」と大人のいやらしいアピールをJOKEとともに紛らわそうとしていたらしいが、前述の通り観客までの遠さと緊張のあまり断念したらしい。そんな中ではあるが静かな反応のなかに確実に観客の目を奪っている事を確認したコーガンはゆっくりと周りを見渡しながらそのクリアファイルを顔に近付ける。

[HWA’S RAW④]
一呼吸息を吸い肺の中より放たれる悪の息吹はこう告げる。
決定通知書
法政大学プロレス研究会(以下HWA)ベルト運営委員会は同HWAヘビー級選手権者BQレスラーバカ選手の王座防衛について意義を申し立てるものとする。
平成16年11月に王座決定戦の相手“うらのビデオ”、平成17年6月の初防衛戦“ジミー・ヤンキーはいずれもフリーダムフォースという同一ユニットでのタイトル戦である事がこの度判明。上記防衛は談合の疑いがあり、HWAベルト運営委員会規則第72条ベルト独占禁止法違反に該当するものとみなす。これはチャンピオンとしての資質を著しく失墜させるものであり、本委員会は罰則としてBQレスラーサクラバカが所持するHWA
ヘビー級王座を剥奪するものとし、暫定王者に王者としての資質が溢れ、“業界の象徴”“MRエンターテイナー”であるハレタ・コーガンを認定する。
よって本日行われるタイトル戦は
王者ハレタ・コーガンVS挑戦者BQレスラーサクラバカに変更する。
これは決定事項でありいかなる変更も認めない。
平成17年10月8日
HWAベルト運営委員会新会長
江川 卓

[HWA’S RAW⑤]
意義を申し立てる?!
談合?!
HWAベルト運営委員会規則第72条?!
ベルト独占禁止法?!
王座剥奪?!
ベルト運営委員会新会長?!
江川 卓~?!

ハレタ・コーガン要所要所で間を空けて聞き取ってほしい単語をゆっくり大きく発音する、所謂『ビジネスマントーク』を最大限に駆使して読み上げる。
しかし関係者も聞いたことのない単語のオンパレードにしばし呆然とするが、ゆっくり読み上げたため自体を把握するとともに今まで現役との試合では感じたことのない会場の雰囲気に包まれる。期待と不安がムンムン、ムンムンと入り混じるリング内外。
いち早く事態を察知した実況あそこ永井がただ事ではない状況を実況で叫ぶ。
しかし、江川卓で観客がどっと沸いたこの瞬間を逃したくないコーガンはそんな説明をうんざりとした表情で睨み付け一言、
コ「うるせぇ、黙れ実況!」
コ「どーですか!お客さん!!法政大学といえば江川卓。お客さん、何故巨人の監督が原辰徳になったか分かりますか?本当は江川卓が監督に決定だったのにその監督の地位を蹴ってまであえてHWAベルト運営委員会会長を引き受けていただいたんだ!」

[HWA’S RAW⑥]
コ「そんな江川卓も言ってんだ。仲良しこよしで回すベルトに価値はねぇってな。HEY!CHAMP!これは決定事項だ!さっさとベルトをよこしやがれ!」

怒り心頭のサクラバカマイクを横取りし、顔はウエンツ君に似ているがギャップのあるお馴染みの甲高い声でこれまた吼える。

サクラバカ「何言ってんだよオメエ!!何が江川卓だよ!!インチキに決まってんじゃねぇか!!大体なぁ、そんなんは『うるぐす』の・・・」

と言い終える前に、さすがMr.エンターテイナー。サクラバカのギャグがサブいと読んだのか、はたまた単純にロックがよくやるマイク横取りムーブがしたかったのかは定かではないがサクラバカよりさっとマイクを奪いロープに足を掛け気だるい声を発する。

コ「おいおい、なにとぼけた事いってんだ!法政大学の有名人といえば・・・小島のなっちゃんや梨本勝レポーターが挙げられるが・・・やっぱり江川卓だろぉが!!その江川卓がいってんだ!巨人の監督を蹴ってまでここまでしてくれたんだ!!それを・・・それを・・・俺の悪口はいいけどなぁ・・・江川卓の悪口は許さねぇ!!」

[HWA’S RAW⑦]
と絶叫するとマイクを叩き付け猛突進するコーガン。いち早くガットショットをすると同時にでかい一物もナックルそしてストンピングでサクラバカを地面にひれ伏させる。さらに睨み付けるサクラバカに山田組公認凶器『山田組看板』を投げつけるでかい一物。
コーガンは満面の笑みを浮かべてサクラバカを見下ろし、目線をさらに手前に向けるそこには先人たちの思いが詰まったHWAベルトが放り出されている。

まったりVS茶道戦で憧れたHWAベルト・・・
半漁人マサカズも獲れなかったHWAベルト・・・
パイプ加藤から奪おうと必死になってタイトル戦をイメトレしていた頃夢見たHWAベルト・・・
決定戦でマラ黒タイガーに負けて獲れなかったHWAベルト・・・
ビューティーベルから辛くも勝ち取ったHWAベルト・・・
ダニー黒亀頭から守ったHWAベルト・・・
そしてダニー黒亀頭にもぎ取られたHWAベルト・・・

[HWA’S RAW⑧]
ベルトを渇望した日々・・・ベルトと枕を共にした日々・・・ベルトがなくなって寂しい想いをした日々・・・あの頃の思い出が走馬灯の様に駆け巡ったコーガンはまるで魅入られたかのようにベルトに吸い込まれる。そして目の色が変わったコーガンはベルトを奪い客席に向かってベルトを掲げる。
コ「見たかお前ら!俺が新チャンピオンのハレタ・コーガン様だ!覚えとけ!」

起き上がるサクラバカを察知して早々とベルトを両手に抱えながらリング下に逃げ込む。

サクラバカ「何やってんだ!俺のベルトだ!!返せよ!!」

叫ぶサクラバカをよそにリング下から両手でベルトを掲げるコーガン。

コ「これは決定事項だ!俺が新チャンピオンだ!次のメインは『業界の象徴』『Mr.エンターテイナー』たるハレタ・コーガン様がお前にプロレスというものをたっぷり教えてやるからよぉ!分かったか!山田組万歳!」

意気揚々と引き上げる山田組の面々。悔しそうに睨み付けるサクラバカ。客席の反応も上場!アングル完成!演出もバッチリ!この試合もらった!!とほくそ笑むコーガンであった・・・。

[HWA’S RAW⑨]
前代未聞の王者剥奪という非日常の出来事に期待感を抑えられない観客はプロレスとは盛り上がったもの勝ちだと言う事を感じてくれたみたいだ。
40分興行のため全2試合。しかしすべて山田組が絡む今回も山田組の悪一色が興行を包む。

第1試合 山田馬乃助VS口臭力
3年生から入団し、本日が4試合目の口臭。しかし、その長州力のオマージュレスラーとしては歴代UWF随一の風貌。80kgを越す餡子型の体型にまるで東京ドーム前のサイパン合宿後の長州の様な日焼けした肌。ロックアップやストンピングにみせる「ぅんなクソだらぁ!」などの気迫のこもった吼え方(これは長州小力風(笑))も4試合目にしてキャラだけで言えば、もう極めてしまったかの様なレスラー。対するは山田組の崇高なる組長山田馬乃助。
キャリアの差をきっちり見せ付けて悪の椅子パイル。そして愛媛ジャムでピン。組長の完勝である。お客さんも沸いている。ここではスーツ姿のでかい一物がわずか数十秒でジンベエ姿に早着替えして好アシストをした事を特記しておく。

[HWA’S RAW⑩]
そしてメインイベント。
チャンピオンであるはずのサクラバカが青コーナー、先入場、そして挑戦者という屈辱。『SPEED』のテーマに乗って入場するサクラバカに怒りの表情がアリアリと見える。
そして大人の汚い策略でチャンピオンの座を勝ち取ったハレタ・コーガンが『ブードゥチャイルド』に乗って登場。ガンを飛ばすサクラバカを無視して客席へ。お決まりのホーガンムーブで客席をアジる。そして『ふりーだむふぉーす』と書かれたTシャツをこれ見よがしに破く。そして腰に巻かれたベルトをアピール。
ゆっくりと階段を上り左足だけリング内に入れるとサクラバカを一瞥。こちらを睨み付けてる。これでガムシャラに取りに来るシチュエーションが完成だ。ギリギリの戦いを公言したコーガンはここで仕事の80%を達成したも同然。後は試合を頑張るだけだ。一番の心配は今日に限って急激に上がってしまった気温。30度らしい・・・。スタミナだけが心配だ・・・。そう思い右足をリング内へ。ベルトを見せ付けてまたも挑発。
額を付け合い激しく睨み合う両者。そして、両者分かれて・・・ゴング!

HWA’S RAW⑪]
一歩踏み出してリングを伺うコーガンだが、足を止める。対するサクラバカはどっしり腰を下ろして動かない。

カチーン

まだチャンピオン気取りやがって!テメーがむしゃらに獲りに来いよ!一発かましてやろう。こちらも意地を張り動くのをやめる。そして長い沈黙の後ゆっくりとリングを徘徊。重心を落とす。ロックアップの準備。先に仕掛けるには相手の動きに細心の注意を払わねば・・・足、手、目線。すべてがロックアップを示唆していると再確認。いざ行かん、先制攻撃!
ロックアップ、そしてヘッドロック。すぐ様髪の毛をつかみサクラバカをリング外へ。そこでコーガン受け身を一つ取り、寝転がった状態で肩ひじを突き足を組み左手でクイックイッっと相手を招き入れる仕草。W-1の秋山VSサップ戦を再現してやった!
ふふふ。動揺してやがるな。追い討ちをかけてやる。

[HWA’S RAW⑫]
更なる急襲に備え間合いを計るサクラバカ。右足を踏み入れた瞬間、コーガンはロープへ走る。そして勢いのままにセカンドロープを蹴り上げる。

急所打ち第1弾HIT!

もんどりうって倒れるサクラバカ。さぁ山田組の時間だ。

Welcome to 場外(俺の庭)!!

これには理由がある。通常ならしばしグランドでの攻防を行い感触を確かめたかった。しかし、今回はHWA戦と共にもう一つのミッションがある。町田大道芸祭という売り興行の成功だ。これは以前から常々思っていたことだ。ここ数年売り興行にも見学に、または試合をしに行くが現役は売り興行というものを分かっていない!
断言してもいい。試合数と時間配分。そして主催者の気持ちをくみ取った構成。皆自分の試合の時間など全く考えていない興行で予定時間をオーバー。観客がだれる。こんな光景を最近よく目にした。違うぞ!売り興行だからこそ短めの試合を心がける。売り興行だからこそ予備知識の全くない状態の観客に対しての盛り上げ方。売り興行だからこそいつもよりも丁寧な試合つくり。これが売り興行の本来の姿だと思う。

[HWA’S RAW⑬]
いいカードを惜しみなく出してあげる必要があるはずだ。ファンサービスに努めるべきだ。主催者の意向をくみ取るべきだ。それなのに・・・利益を生み出す商売をしている私にとっては納得のいかない状態であった今の売り興行のやり方。きっと皆やり方が分からないんだろう・・・。
ならば、俺が身を持って証明するしかない!その答えが場外である。

理由は二つ。第一に序盤で場外に出すことが重要であるのは、前述の通りリングから非常に離れている客席。しかも観客の大半が家族連れ、またはお年寄りで若者が少ない。この状態から分析するに、リング内から吼えるだけでは反応は薄い。ならばもっとライブ感を出すしかない。そしてリング内で帰ったときは観客の目線を釘付けにする必要がある。

サクラバカを場外に連れて行きここはパイプ椅子ではなくベンチを並べている客席状況である。そこでまずはベンチに叩き付ける!ここで観客にライブ感を伝えよう。
さらにサクラバカを引き回す。

[HWA’S RAW⑭]
第二に主催者方は客席後方にテントを立て焼きそばやビールを売っているのである。その先は道路。利用しない手はない!売り興行は主催者に評価されて初めて成功。次呼ばれるかどうかはここでの頑張りにかかっている。2年連続だからといって怠ってはいけない。プロレスのコンセプトは良くてもうちらの質が悪ければ来年からは他の団体に話がいってしまう。そんな事はさせない。主催者側にサクラバカとコーガンを忘れられなくしてやる!

コ「次!焼きそば~!おっちゃん見てろよ!」

とのたまうとサクラバカにチョップを叩き込む。しかしヲッシャーと気合を入れたサクラバカは鋭い右ミドルキックを発射!

バチーン!!

凄い音!お客さんのオオッという声が響く。サクラバカのミドルはよく音がなり観客の受けがいい。これを伝えない手はない!チョップ、キック、チョップ、キック!
さすがに崩れ落ちるコーガン。
攻守逆転。

[HWA’S RAW⑮]
今度はサクラバカが引き回す。さっきのお返しとばかりにベンチに叩き付けられる。受け身ストの出番です。もんどりうってベンチに四つんばい。サクラバカから逃げるため四つんばいのままベンチにのって逃げる。
観客はワーワー言いながら、ベンチから逃げる。ベンチ歩き成功!
しかしベンチを渡りきるとサクラバカが憤怒の形相で待っていた。そこで今度は場外スラム!またまたどよめきと歓声。皆さんちゃんとベビー、ヒール構造を理解していただけたと(笑)
場内に戻ってもサクラバカの猛攻は止まらない。ブレーンバスター、エルボー等を食らう。
でももうちょっとやられて貰いましょう(笑)

急所打ち第2弾。

そしてコーガンはイソップ戦と同じく・・・というかサクラバカにはやっぱり足攻めを敢行。IVニーロック、クランチループ、低空ドロップキックで攻め込む。そしてまた場外へ。
そこで、でかい一物に攻撃させてちょっと休憩(笑)
その後場外での足四の字。そして
コ「一物イス!!」

[HWA’S RAW⑯]
と叫び、イスを手に取ると大きな弧を描いて四の字をやられた状態のサクラバカにイスの洗礼!これはイソップ戦で思いついたハレタ・コーガンオリジナルムーブ。評判悪いです(笑)
そして場外でうずくまるサクラバカに起きて破りのキック攻撃。私のはちゃんと音を出しています(笑)しかし、コーガンはここよりサクラバカの本当の怖さを味わう事になる・・・。
キレたサクラバカはまたもや効果的なミドルキック。しこたまやられたコーガン。鉄柱にも打ち付けられ悶絶。
さらにニールキック2連発などでボロボロのコーガン。ちょっとやられ過ぎて何で返したかは忘れたが、とにかく返す(笑)
コ「一物二つ!!」

すでに暗号と化している指示にも『出来る男』でかい一物は分かったかのようにイスを二つ用意。一つを持ちカシャンカシャンと鳴らす。そのイスをサクラバカの頭にかぶせ・・・まさか、ヤバイ!二つ目のイスを持ち余裕を持ってマットに叩き付けるコーガン。そして・・・

[HWA’S RAW⑰]
ガシャコーン!!

イスを叩きつけ学生プロレスでは本邦初公開『マンモスホームラン』の完成!さて、そろそろハレタ・コーガンのハイライト。顔面ウォッシュの体勢へ。
コ「行くぞー、町田~!」
とお決まりの掛け声と共にハイ!ハイ!ハイ!と顔面を擦る。意気揚々としたコーガンはロープを走るが振向くとサクラバカがいない!
起き上がっていたサクラバカはカウンターのイナズマレッグラリアート!
そしてあろう事か
サ「お返しだー!!」
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ウー、ハイ!
喰らってしまった!掟破りの顔面ウォッシュ。やられた~!前から顔面ウォッシュを使いたいと言われていたが、まさかここで伝承するハメになるとは(笑)
これに頭が真っ白になってしまったコーガンは何をやられたのかイマイチ覚えておりません。でもなんかで返した(笑)多分急所。
スタミナの方も心配だ。ちょっと休むためにバックドロップ。さて息を整えるか・・・と思ったらサクラバカ、すぐさま立ち上がりコーガンを引き起こす。そして・・・

[HWA’S RAW⑱]
キャプチュード!!

あ~れ~!!(注)コーガン

やばい。息が整わないうちに喰らってしまった!でもレスラーの悲しい性。負けじと立ち上がりバックドロップ!・・・やな予感(笑)やっぱり立ち上がりキャプチュード!

やられた!秋山ならここで3発目の攻防でENDだ。しかし・・・疲れた(笑)最後まで持たなかったらやだ!予想外の攻撃に立ち上がるも『これで勘弁して』の思いと共にフレアーばりに前受け身で倒れ、両者ノックダウン!!

心が折れかけた(笑)コーガンをよそにサクラバカ立ち上がり、またも予想を超える攻撃。
カナディアンで持ち上げられた!まさか!これも喰らうの~!
ターンバックルに打ち付けられる。そこからトップロープからの雪崩式ブレーンバスター!
海老ぞりで痛がるコーガン。勝機を悟ったサクラバカは『ブサイクヘの膝蹴り』の体勢へ。

甘~い!!

ここは研究済のハレタマニア。ブサイクをすかすとスクールボーイ!カウントは2。あれ?もしかして初めてのフォール?なんて考えている暇もなく頭部にハイクックを喰らう!!ピンチ!

[HWA’S RAW⑲]
ここで再び『ブサイクヘの膝蹴り』の体勢へ。

甘すぎるわー!

まだまだ返し技は豊富だよ、サクラバカ君。ロープへ走るサクラバカに追いつきカウンターのアックスボンバー!
中央で倒れるサクラバカにスミス式裏DDT!本当ならここで『新月』だが、ちょっとイソップ戦を見るまではちょっと使うのを控えたい。難易度が高いのだ。なのでスミス式で急場しのぎ。しかし手応えあり!!フィニッシュ!と叫びレッグドロップへ。

・・・しかーしすかされサッカーボールキック!

やはりこちらも読まれていたか。ギリギリの攻防はまだ続く。
さーてそろそろかな。引き起こそうとするサクラバカに本日何発目だ?と思われる急所打ち!そして
コ「一物。そこだ!」
と指示し、思いっきり張り手をかます!振向いたサクラバカにはご丁寧にでかい一物の打点の高いスワンダイブ式ミサイルキック!
ハンセンのラリアットを喰らった川田のような体勢でぶっ倒れるサクラバカにちょこんとまたいでブリッチ!これぞ名づけて

ごっちゃん式ヨーロピアンクラッチ!!

[HWA’S RAW⑳]
イソップ戦での教訓を生かしタダでは転びません。早速使ってみた。さらに悪役らしく人の力を使っての技。我ながらなかなかの好連携(笑)しかしカウントは2!しかし、勝ちパターンだ。ゆっくりと見栄を切り、ロープに振ってビックブーツ!そして今度こそのレッグドロップ!

ワーン、ツー、ス・・・あれ?!

これも返された!ギリギリの攻防が実現し興奮が抑えられないが、もうスタミナもない。・・・一気にきめよう。距離をとって地面を踏み鳴らす。
すべてを左手に・・・

アックスボンバー!!

倒れない?!

あせるコーガン。もう一発!!まだ耐える。むかつく!ロープに走りもう一丁!

しかし、カウンターのイナズマ!

またかよ?!と思うのも束の間またもやキャプチュード!!いや無理!負けられん!
ダメージもない振りして立ち上がりロックオン。一瞬の静寂からバチーンとほとばしる乾いた音。

ローリング張り手!!

手応えあり!ガッツポーズ!よし後はデスバレーへ。勝率100%の展開・・・

・・・暗闇・・・何が起こった?!・・・景色が回ってる。

[HWA’S RAW⑳]
回る景色に耐えサクラバカを凝視すると彼の右足からオレンジ色の残像が・・・

ハイキックか!!足攻めが足りなかった!!もっとエグくいけば良かった(笑)
そんな事を考えながら音の聞こえない世界でオレンジのイナズマが轟く。

・・・2発!

・・・3発!

と喰らい千鳥足のコーガン。

音もなく、さらに視界さえも虚ろな状態の中で確かに見えた。
すべての敵をなぎ払うオレンジの龍の如きうねり・・・違う!ロープを往復してる!!

・・・来るな・・・

『ブサイクへの膝蹴り』

ワン、ツー、スリー!!

暗闇の中に確かに聞こえた・・・「勝者BQレスラーサクラバカ!!」

HWA’S RAW21]
ベルトを掲げるサクラバカを見上げて、サードターンバックルに頭を置くコーガン。サクラバカにマイクアピールを促す実況陣。しかし、『The Game』は終わらない。最後の仕上げだ。マイクを横取りして無理やり声をひねり出す!

コ「ハレタ・コーガンは・・・BQレスラーサクラバカをHWAヘビー級チャンピオンとして・・・認める!!」

拍手

コ「しかし・・・江川卓がなんていうか・・・。」

ウケタ

コ「これからも江川卓はお前に刺客を送ってくることだろう。・・・HWAレジェンド達をな。・・・でもお前なら大丈夫だ。これからもHWAヘビー級CHAMPとして・・・頑張ってくれ。」

拍手

コ「それとな・・・そんな刺客がきてもいいように・・・これからのお前の活動がしやすいように・・・俺に勝ったらご褒美をやろうって組長と決めてたんだ。・・・組長お願いします。」

リングに上がる山田馬乃助。そしてまた勘定奉行のクリアファイルを手にある一文を読み上げる。

[HWA’S RAW22]
組長「
契約書
平成17年秋の学祭シリーズにおいて我が悪役軍団山田組はフリーダムフォースと業務提携するものとし、UWFを悪一色に染めることをここに約束する。
尚左記の者もこれを約束する。
山田組組長 山田馬之助
山田組組長補佐 しゃぶしゃぶ
山田組若頭 でかい一物
山田組若白髪 ジョー・レマンコ
山田組組長補佐 ハレタ・コーガン(ホントは山田組顧問(笑))

平成17年10月8日
悪役軍団山田組組長
山田 馬之助(この文章は縦書きでした)」

読み終えると共に立ち上がるコーガン。そしてサクラバカとがっちり握手。

コ「今日の勝者。そしてこれからのUWFを引っ張るのはフリーダムフォースのBQレスラーサクラバカだ!!」

王者の手を挙げるコーガン。フリーダムフォースと山田組の悪の合体。しかし会場大団円の雰囲気。後は勝者に任せて・・・敗者は去る。

[HWA’S RAW23]
・・・終わった。王者の魂を再び循環させる作業は完了だ。
客を盛り上げていい試合を提供するレスラーとしての仕事も終わった。
主催者の人達も楽しんでくれたかな?

ただ・・・俺が目立ちすぎたか?(笑)

町田大道芸祭の特徴として芸が終わると投げ銭を求めるのがルールだそうだ。
恐る恐るテントの中から外を覗くと次々と投げ銭が入れられている。
子供たちや大人達囲まれて祝福を受ける小さなオレンジの龍の後ろ姿を見た。

・・・いや、そんな事はない。やっぱり主役はチャンピオンです。
完敗です。

やっぱり、俺はコンデンターなんだよなー。と思いながらも充実感でいっぱいになりました。うーん、きっと今日は酒がうまいぞ(笑)

HWA’S RAW24]
後から聞いた話ですが、サクラバカ君個人への投げ銭も結構あったそうです。そして主催者の人達から今年は去年よりぜんぜん良かった。また来年も呼びますと言ってくれました。今日のMVPはお前だよとのお褒めの言葉も頂き、UWFに貢献できた嬉しさとレスラーとして評価されたことに年甲斐もなくご満悦でした。
私の目標のベストレスラー。今日はちょっと近付けたかもしれません。
サクラバカよ。いい戦いをありがとう!
今度は一緒に暴れようぜ!

しかし江川卓が送り込む新たなHWAレジェンドは一体どんなレスラーなのか・・・

WHO’S NEXT!(完)

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