肺癌のため死去

(1966年12月15日)

肺癌のためウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの完成を見ないまま死亡。翌年、最後に手がけた遺作『ジャングル・ブック』が公開された。

彼はディズニーランド開設前にこう語っていた。「いつでも掃除が行き届いていて、おいしいものが食べられる。そんな夢の世界を作りたい。」無論これは現在のディズニーランドの土台となっている大事な思想であり、現に他のテーマパークでは何の変哲も無く行われている地面の掃除も、ディズニーランド内ではまるで1つのショーであるかの如く優雅に行われている。

また、ウォルトはディズニーランドのオープン時のスピーチの中で、「私はディズニーランドが人々に幸福を与える場所、大人も子供も、共に生命の驚異や冒険を体験し、楽しい思い出を作ってもらえる様な場所であって欲しいと願っています。」と言った。

その"誰もが楽しめる"というファミリーエンターテイメントの理念は、今も各ディズニーのパークで受け継がれている。