『太陽娘と海』撮影

(1998年03月18日)

『太陽娘と海』は西は茅ヶ崎から東は葉山までの湘南を舞台とした青春ドラマ。岬の上に立つ黄色いバスが目印のホットドック屋「Submarine Dog」がメインの撮影場所。出演者はモーニング娘。の5人、平家みちよ、柳原尋美、建みさと、Something ELseという全員がアップフロントエージェンシー所属の芸能人。

予算を抑えるため逗子海岸のマンションを借り合宿生活をしつつ撮影した。モーニング娘。の5人が暮らした部屋は6畳で、1畳はストーブを置くスペースとなっていたため、まさしく1人1畳での生活であった。

・安倍がみかんの空き段ボールを机替わりにして、ふとんをかぶって勉強していたところ、静かなのでまわりが様子を見たら寝ていた。
・お風呂やドライヤーを使ったりする順番を決めたりと、まるで修学旅行のようだった。
・石黒がヤマザキパンのシールを集めていた。それは景品の皿を5枚集めメンバーがお揃いの食器で食事できるようにするため。
・飯田が中澤にパンを誤って踏みつぶされてしまったが逆ギレされ、あげく「レンジで温めればふくらむんじゃない?」と周りから慰められた。
・食べ物がなくなったりしてしまうので、食べ物には個人個人で名前を書くようになった(後々まで続く娘。内での約束事)。
・福田は周りが騒いでいてもプイっと海に行ってしまって黄昏ているようなタイプで、周りから浮いていた。もっとも本人は「音楽を一緒にやる仲なんだから、普段の会話で盛り上がらなくってもいいじゃん」という考えでいて、自分が浮いているということは認識していた。これは2期が入ってくる頃まで続く。
・飯田と福田がダイエットのために海岸沿いを一緒にランニングしたりした。
・昼のお弁当などの味に飽きがきてしまい、徐々に味付けをする調味料が増えていった。
・後のカントリー娘。となる柳原尋美。モーニング娘。のメンバーと打ち解けるためにスタッフからビデオカメラを手渡され、それで徐々にモーニング娘。のメンバーたちと仲良くなっていった。
・福田はエヴァンゲリオンの漫画を読んでいたり、ロッキンオンジャパンを読んでいたりと、独自の休憩時間を過ごしていた。
・夜、スタッフに連れられてコンビニに買い物行ったりした。
・石黒のパジャマがかわいい物でみんなのひやかしを受けた。
・3月の海岸で半そでTシャツ一枚での撮影は寒すぎた。
・撮影で忙しくて布団は片付ける間もなくずっと引きっぱなしで、撮影から帰ってくると布団の上に砂の山が出来ていた。撮影のときについた砂を持って帰ってくることも原因だったが、平家はそれがいやでまわりが諦めムードの中しつこく布団をはたいていた。

など、数々のエピソードが残る。

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