紀元前1900年:古代音楽:最古のメロディーが記譜される
(0000年)古代音楽(Ancient music)~紀元前1900年のイラク。
イシュビ・エッラ王によるイシン第1王朝時代の遺跡から出土した粘土板を解読した結果、
音楽の演奏法が断片的にしめされていることがわかった。
その音楽は全音階を用い、三度のハーモニーで構成されていた。
その粘土板の記譜法は紀元前1250年頃に作られたものとはまた別のものであった。
記譜法については議論があるものの、ライアーのチューニングについての指示があり、それは別の粘土板でも言及されているものである。
これらの粘土板は断片的だが記録に残る最古のメロディーである。
尚、この地では後にバビロン王朝が建国されるが紀元前1792年に有名なハンムラビ王が誕生する。
筆者はギリシアのミケーネ文明にてギリシア神話の最初の神ウーラノスが
紀元前1500年頃に都市の支配者として実在したのではないかと考える。
尚、ウーラノスは子クロノスを通し、紀元前1400年頃のギリシア神話の神ゼウスの祖父とされる。
このゼウスは別名で他の神話に登場する。
ローマ神話ではユーピテル、エジプト神話ではアメン(アーメンの語源)、北欧神話のテュール、インド神話のディヤウスであるが、
この内、インド神話のディヤウスはバラモン教(古代のヒンドゥー教)の神インドラの父とされており、
筆者は実在すれば紀元前1300年頃のインドの都市の支配者だったのではないかと推測する。
またインド神話における神ヴァーユ、ヴァルナ、アグニ、ミトラ(後のゾロアスター教の神ミスラ、マニ教の神ミスラ)もこの時代の
都市の支配者だったのではないかと推測する。
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