臓器移植法改正案、今国会の提出見送り

(2004年06月10日)

008602004年06月10日朝刊政治00400187 本人が拒否していない限り家族の承諾だけでも臓器提供ができる、などとする自民党調査会の臓器移植法改正案が9日、超党派の生命倫理研究議員連盟の総会に初めて示された。しかし、中山太郎会長は「(議論の)環境が整っておらず、小児の脳死判定は日本小児科学会の理解も得られていない」として、議員立法での今国会への提出は無理、との見解を示した。これにより、改正論議は秋以降に持ち越される。