臓器移植法改正、民主議員ら対案

(2005年08月02日)

007732005年08月02日夕刊2社会01400241 法的脳死判定の要件を厳しくし、生体移植についても新たにルールを定める臓器移植法改正案の要綱を、金田誠一衆院議員(民主)らがまとめた。与党議員が提出を目指す2案への対案として議員立法を目指す方針。
要綱では、脳死判定基準に「脳血流及び脳代謝の途絶」を加える。法的脳死判定できる要件も法に明記。「すべての適切な治療を行った上で回復の可能性がない」ことなどを要件に挙げている。
さらに現行法には規定がない、生きている人からの生体移植についても、臓器提供者の書面による承諾が必要、とした。