三代目五六之宮太鼓製作

(1925年05月)

大正14年。
大津富蔵氏、福島宗平氏が発起人。
口径1m22cm、胴周り5m10cm、長さ1m53cm、材質は橡(とち)。

製作は、浅草南部屋(亀岡町吉野橋門南部屋五郎右衛門、細工人として、石渡源七・永井歌吉・鈴木太郎・吉岡賢造・森口要)。

四代目製作後は、町内の太鼓倉庫にて保管、五月例大祭中は、太鼓の会所に展示され、見物客の方に実際に叩いていただいている。
また、五日の午前中、四代目と一緒に町内巡行でも活躍中。

以下、福島宗平氏の日記より

「大正十三年春浅草亀岡町南部屋五郎右衛門ヨリ、府中町谷戸古川春吉氏ヲ通シ、大太鼓ノ通知ニ依リ、早速買約ノ件、国分寺村元講及各村ヘ通知賛成寄付買代金壱千五百円ノ処、意外ニモ三倍ニモ当タル寄付金増大、五月大祭ヲ済マセ、皮ノ張替ナシ、翌15年盛大ニ祭典執行セリ」

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