米スーパー「フレッシュ&イージー」が破産法申請

(2013年10月04日)

アメリカのカリフォルニア州に本拠を置くスーパーマーケットチェーン「フレッシュ&イージー・ネイバーフッド・マーケット」は、9月30日付でデラウェア州連邦破産裁判所へ破産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したことが明らかになりました。

2007年に設立の同社は、イギリスのスーパーマーケット大手「テスコ」のアメリカ事業として店舗網を急拡大し、同国西部を中心として約220店舗を構えるなど巨大な資本力を活かし事業を展開していました。

しかし、世界的な消費不況や競争激化により業績が悪化すると、テスコはアメリカ事業からの撤退を決定し、約150店舗を同業他社へ譲渡する一方、店舗閉鎖の関連費用や債務の削減を目的として今回の措置に至ったようです。

テスコは、スーパー中堅「つるかめランド」への出資により日本市場へも参入したものの、日本人の独特な嗜好や流通競争の激化などから業績が低迷したため、2011年9月には日本からの撤退を表明していました。

-不況.comより引用-

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