カローラセレス (COROLLA CERES)

(1992年)

7代目カローラシリーズ(E100系)の派生車としてデビュー。トヨタ自動車初の、コンパクトクラスでのハードトップモデルである。姉妹車にトヨタオート店(現在のネッツ店)扱いのトヨタ・スプリンターマリノがある。相違点はフロントフェイスとテールランプデザインのみ。ちなみにスプリンターマリノ同様、国内専用車であった。

カリーナEDやコロナEXiVが生み出した4ドアハードトップブームに乗る形で発売されたスタイリッシュ・スポーティー4ドアだが、その後のRVブームの時期にさしかかると4ドアそのものの不人気に加え、その低いルーフが生み出す独特のスタイルと引き替えに失った居住性が災いし、販売成績は下落の一途を辿る。

本家カローラがフルモデルチェンジした1995年にもモデルチェンジされる事はなく、車両形式E100系のままエンジン、ミッション、サスペンションなどのコンポーネンツのみE110系の部品を移植される形で1998年6月のモデル廃止まで生産され続けた(これは同じくE100系のトヨタ・カローラ7代目(E100系、セダン・1991年 - 1995年、ワゴン・1991年 - 2000年、バン・1991年 - 2002年)カローラ・ツーリングワゴンにも同じことがいえる。こちらは2000年8月のモデル廃止、同系バンに至っては2002年まで生産)。
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