カローラレビン (COROLLA LEVIN) 7代目 AE110/AE111型

(1995年)

1995年6 月、フルモデルチェンジ。呼称は「ピンゾロ」「ゾロメ」。スポーツグレードには通称「黒ヘッド」と呼ばれる4A-GE型エンジンを搭載する。このモデルからエアフロメーターは省かれ、Dジェトロ方式となる。出力は165psに向上。プラットフォームは変更されず、スーパーストラットサスペンションも先代より引き継がれたが、ボディは先代に比べ70kg軽量化され、走りのパフォーマンスは大幅に向上した。しかし、初期モデルでは先代より車内の内装が見劣りすることが不評で、後期モデルでは内装が主に改良された。余談だが、ボディ剛性に定評があり、補強をしたEK9シビックタイプRにすらノーマル状態で勝るとも言われる。開口部が大きいハッチバックのシビックは、剛性では不利となった。

このモデルからスーパーチャージャー付のグレードは廃止され、グレード構成もそれまでのGT系に代わり、新たにBZ系と呼ばれるようになった。これまでのGT APEXに代わる、装備を充実したグレードはBZ-Gとなり、装備を抑え走行性能を重視したグレードはBZ-Vとなる。スーパーストラットサスペンションはBZ-Vに標準、BZ-Gにオプション装備。スーパーストラットサスペンションを装備するMT車にはヘリカルLSDが標準装備となる。このほか、ハイメカツインカムを搭載するベーシックグレードでは、4A-FE型1600ccエンジンを搭載するモデルはXZ、5A-FE型1500ccエンジンを搭載するモデルはFZ(型式名はAE110)となった。

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