コロナクーペ (Corona Coupe) AT160/ST160系

(1985年)

コロナクーペ (Corona Coupe) はトヨタ自動車が生産していたクーペ型の乗用車である。コロナの名称を冠するが、同時に登場したセリカ/カリーナEDとシャーシを共有する姉妹車であり、セダン系とは全く別物の車である。

1985年8月に登場。ボディタイプは2ドアクーペ。駆動方式はFF。同時に登場したセリカ/カリーナEDの姉妹車であり、T140系コロナ2ドアハードトップ(FR)の後継車両。また、セリカのラインアップがリフトバックのみ(ただし海外仕様はクーペも存在する)となり、クーペが消滅したため、その穴を埋める役割もあった。実質的にはT160系セリカの日本国内向けのノッチバッククーペ版にあたる。しかし、セリカとカリーナEDの売れ行きが好調なのに対し、コロナクーペの売れ行きは不調であった。

エンジンは姉妹車と共通で2000ccツインカム16バルブ・EFIの3S-GELU、1800ccシングルカム8バルブ・セントラルインジェクション(Ci)の1S-iLU、1600ccツインカム16バルブ・EFIの4A-GELUの3種であった。