日米首脳会談(中曽根・レーガン)
(1985年01月02日)1985年1月初めの
中曾根・レーガンの日米首脳会談では,
米側は特に,
通信機器,木材製品,エレクトロニクス,医療機器・医薬品を取り上げ,
通信機器,医療機器・医薬品の基準・認証制(輸入検査手続き)について,
内外無差別の取り扱いや
手続きの簡素化などを求め,
さらに木材製品については
関税引き下げを求めた.
中曾根首相は,
対外経済問題関係閣僚会議による
市場開放策の成案を
3月までに示すほか,
日米間の事務レベルの折衝を
次官級や閣僚級の協議に格上げすることによって,
政治判断による解決を図りやすくする考えを示した.
特に電気通信の分野で
電電公社の民営化に伴い,
「内外無差別,簡素,透明,市場開放」の4原則をもとに
日本市場を開放し
「(内外の企業が)
同じ立脚点で勝負できるようにしたい」と語り,
市場開放に意欲を示した .(p.191)
http://www.esri.go.jp/jp/prj/sbubble/history/history_01/analysis_01_02_03.pdf
中曽根康弘総理のプレス・リマークス 1985年1月2日
レーガン大統領のプレス・リマークス 1985年1月2日
http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/indices/JPUS/index.html
- このできごとのURL:
コメント