NSXタイプR(エヌエスエックスタイプアール)初代III型 NA2型

(2002年)

2001年NSXのマイナーチェンジから半年後の2002年5月23日に復活。標準車からの変更項目は基本的にI型と同様であるが、新たに空力性能向上(エア・アウトレット付きボンネット、フロント・アンダーカバー、リア・ディフューザー、大型リア・スポイラー)による操縦安定性の向上が図られた。さらに、ボンネットやリア・スポイラーの素材をCFRPとし、軽量化もより進められた。2003年の小変更では及びイモビライザー(全車)が標準装備化されるとともに平成17年排出ガス規制に適合し、型式記号がLA-NA#からABA-NA#に変更されている。CDチェンジャーは標準化されなかった。

2005年2月22日、最後の特別仕様車「NSX type R GT」(型式ABA-NA2)を発表。3月22日までの1か月間限定でSUPER GT参加のホモロゲーション取得用に5台限定で販売(実際に売れたのは1台のみ)され、価格は5,000万円であった。相違点はCFRP製エアロバンパーなど外観のみで、エンジン(280PS/31.0kgm)、ミッション、ダブルウィッシュボーン式サスペンション等の基本性能は変更なし。

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