FCX(エフシーエックス)

(2008年)

FCX(エフシーエックス)は本田技研工業(Honda)が生産する燃料電池自動車である。

EV Plusをベースとし、燃料電池スタックを積み込んだモデル。 外観はほぼEV Plusに準じる。

ただし燃料電池車なので原動力はモーターを使い、エネルギーの供給源には燃料電池スタックの他、ウルトラキャパシタというコンデンサの親分のような物を積んでいる。

これはバッテリーを使用する場合、バッテリーは設計以上の大電流を充放電すると性能が劣化する他、電力伝達機構としてDC-DCコンバータ等の装置が必要となるため、最大電流を制限する必要が生じ、加速時にモーターへの電力供給が十分に行えない事がある。より素早く大きなエネルギー供給を可能にし、前述のDC-DCコンバータ等の装置を不要とするためのものである。

このため、キビキビとした加速が行える。また、寒冷地でも走行可能である。

ボディは3ドアハッチバック。

また、日本では2008年から、FCXコンセプトをベースとした車両であるFCXクラリティが官公庁や民間企業等に支給されている。ただし一般向けは未定である。

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