ドイツ 太陽光発電は財政上の支援なしに他の動力源に対して優位に発電できる

(2017年)

2011年08月11日 12時00分 UPDATE
スマートグリッド:
太陽光発電のコストダウンはどこまで可能か

2017年以降は政府の支援が不要に

BSW-Solarによれば、2013年には家庭用電力料金を下回り*3)、2014年には海上設置型の風力発電を規模においても上回る(図2)。2017年には財政上の支援がなくても、他の動力源に対して優位に発電所を建設して経営できるようになるという。ドイツの経営戦略コンサルティング企業であるRoland Bergerと、経済研究やコンサルティングに注力するスイス企業Prognosの協力によって、コストを算出した。

*3)消費者ポータルのVerivoxによれば、ドイツの平均的な家庭の年間消費電力量は4000kWhである。電気料金は24.68ユーロセント/kWh(約27円/kWh)だ。太陽光発電に対する固定価格買い取り制度の買い取り価格は、28.74ユーロセント/kWh。買い取り価格は今後最大年率24%の割合で引き下げられる。

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