新エネメガサイト 100基 25万世帯対応 ウインドパワーいばらぎ社

(2017年)

ウィンド・パワー・いばらき(茨城県水戸市)は、「新エネ メガサイト」洋上風力発電所の建設を2017年に開始する予定だ。同社は、2007年に国内初となる洋上風力発電施設「ウィンド・パワー・かみす風力発電所」を建設し、風力発電の先駆者として広く知られている。

現在、稼働中の「ウィンド・パワー・かみす風力発電所」では、鹿島灘に面した海岸線から約50mの海上に約2kmにわたって7基の風力発電所が並ぶ。1基あたり2000kWの出力が可能で、全体で年間約7000世帯分をまかなえる電力を供給することができる。2012年1月からは、さらに8基の仮設工事が始まり、発電力の増大が期待される。

「新エネ メガサイト」洋上風力発電所は、「ウィンド・パワー・かみす風力発電所」よりもさらに沖に規模を拡大し、約100基を建設するという大規模な計画だ。2011年度には環境省からの開発認可が下り、実際に稼動すれば一般家庭25万世帯分をまかなう電力が供給可能となる。日本の将来を担う自然エネルギー産業に期待したい。(オルタナS 高橋遼)