参考:(私の視点ワイド)日韓和解 朴裕河氏が込めた思いとは 大沼保昭 【朝刊】

(2008年01月31日)

東京大教授・国際法
「韓国の朴裕河氏の『和解のために』が第7回大佛次郎論壇賞に選ばれ、その贈呈式があった。
この作品の素晴らしさは、歴史認識の問題で少なからぬ日本人が陥っている被害者意識の問題性を冷静に指摘しつつ、日本の植民地支配への怨念(おんねん)から、自らの反日ナショナリズムと道義的優位を自明視してきた韓国民の自省をも促している点にある。
こうした著作が生まれたことは、日本との関係で自己を対象化できるようになった韓国の社会的成熟を物語るものである」

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