【厚生労働省】「(ドライブスルー検査は)我が国では実施していない」「医師の診察が重要」

(2020年03月15日)

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厚生労働省は15日、
公式ツイッターを更新し、
新型コロナウイルスのPCR検査を
ドライブスルー方式で
実施しない理由について明記した。

ドライブスルー方式のPCR検査が
韓国、米国などでも行われていることを受け、
厚労省は

「『ドライブスルー方式』のPCR検査が、
いくつかの報道で紹介されています」

とツイート。

そして

「新型コロナウイルス感染症に
かかっているのではないかと心配される方が、
PCR検査を受けるためには、
医師の診察が重要です。

『ドライブスルー方式』では、
医師の診察を伴わないことが多いため、
我が国では、
実施しておりません」

とつづった。

現状の日本での
PCR検査までの手順についても説明し、

「発熱した方が受診された場合、
医師は診察で、
患者の既往歴、年齢、症状、検査所見などを踏まえ、
新型コロナウイルス感染症を疑うのか、
他の疾患を疑うのかなどを総合的に判断して、
新型コロナウイルス感染症を疑った場合に、
PCR検査を実施します」

とした。

続けて
医師の診察を伴う必要性についても

「インフルエンザ等で
発熱を起こす他の疾患も多いので、
医師の診察を伴わない場合は、
PCR検査の陽性的中率が低下します。

また、新型コロナウイルスに感染している方が、
誤って『陰性』と判断されてしまうケース
(『偽陰性』と言います)も一定程度発生し、
感染を拡大させてしまう可能性があります」

と説明。

「こういったことを踏まえ、
現在我が国では、
感染者との接触の有無や症状を踏まえた
医師の判断に基づき、
PCR検査を実施することとしています」

と結んだ。

https://www.daily.co.jp/gossip/2020/03/15/0013195220.shtml

そもそも医師が必要と判断した人すら
検査を受けられていないのが現状なのに、
〈医師の判断に基づき、
PCR検査を実施することとしています〉などと
胸を張っていることからして噴飯ものだが、
それより何より、
本題の

〈「ドライブスルー方式」では、
医師の診察を伴わない〉

というのが、
またしてもデマの可能性が高いのだ。

ドイツのグロースゲーラウという町でも
ドライブスルー検査を導入しているのだが、
そこでは、感染の疑いがある患者は
受診前に医師に電話相談し、
医師が検査を受けるかどうか判断。

検査の際も防護具を身に着けた医師と対面し、
車の窓を開けると、
口内または鼻孔から
サンプルを採取される仕組みになっている。

https://lite-ra.com/2020/03/post-5313.html

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