【福岡県】北九州市で、21人の感染を確認。

(2020年05月28日)

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緊急事態宣言が解除されてから、東京都で初めて新型コロナウイルスへの集団感染が確認されました。発生したのは小金井市の『武蔵野中央病院』で、今月21日、精神科閉鎖病棟の職員1人の感染が確認。その後、同じ病棟に勤務する職員2人のほか、この病棟の患者や職員、合わせて18人が発熱などの症状を訴えていて、28日、PCR検査の結果、6人の新たな感染が確認されました。
小池知事:「(感染者が)どっと出てくるのか。この後、何人になるのかわからないが、その意味ではクラスターがわかっているのと、不明な部分とは、ぜんぜん対応が違ってくる。よく中身を見ていきたい」

大阪府は、6月1日午前0時からすべての施設で休業要請を解除すると発表。同時に独自のガイドラインを示しました。ライブハウスは、原則、着席とし、できない場合は、客同士の距離を一定程度離し、ステージと客席も離すか、アクリル板などで遮ることを求めています。また、接待を伴う飲食店では、テーブルの間を最低1メートル空け、パーテーションで区切ることや、大声での会話にならないよう、BGMや効果音を調整することなどが盛り込まれています。バーでは、カラオケをする際にも、最低1メートルの距離を取り、客にマスクや、フェースシールドといった防護具を付けることなどを求めるとしています。
吉村知事:「『着席のライブハウスって、どういうことやねん』という考え方の人も、接客伴う飲食店で1席空けてって『そんなの接客にならないよ』という意見もあるかもしれない。恐る恐るそういった事業形態でも感染症対策を取りながら、そこである程度、感染が抑えられていけば、徐々に対応を変えていくやり方もできると思う」

こうしたなか、北九州市では“第2波”が懸念されています。北九州市では、先月30日から23日間連続、感染者がゼロでしたが、23日から毎日、感染を確認。28日は新たに21人の感染が確認され、6日連続で感染者は合計43人に上ります。市の43の施設は、来月18日まで、再び臨時休館となりました。
北九州市の北橋市長:「第2波のまさに入り口に立っている。このまま続くと、間違いなく大きな第2波に北九州市は襲われる。大変、厳しい状況に陥ると、改めて、みんなで認識を共有して、しっかりと対応して、この危機を脱却したい」

韓国では、第2波が現実のものになりつつあります。ソウル近郊の富川(プチョン)にある物流センターで集団感染が発生。28日までに従業員ら85人の感染が確認され、4000人規模でPCR検査を進めています。感染が拡大した理由として、韓国政府は、職場内でのマスクの着用が徹底されず、症状がある場合に休むというルールが守られなかったと指摘しています。韓国政府は、再び“外出自粛”を要請することを決めました。

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