【山本満雄】雅叙園観光の社長に就任。
(1989年05月08日)前述したが「親子のような間柄だ」と自ら称し、
伊藤寿永光を若いころから可愛いがり、
後見人的な役割を果し、
彼の拘置所からの保釈時の保証金についても
面倒を見たといわれる山本満雄は、
伊藤からのたっての要請と、
南野らも加わっての再三再四にわたる説得に
最終的には折れ、
雅叙園観光の社長職を引き受け、
平成元年五月に就任した。
この山本は伊藤の「協和」の会長でもあったが、
彼は昭和六十二年暮から同六十三年春にかけ、
伊藤に対して「手許の保有資産を売却して
借金をすべて返済してすっきりし、
ゼロからスタートせよ」と繰返えし説得した。
伊藤はこの山本の忠告、説得をうけ、
最終的は「そうします」と返事していたが、
結果的には実行せずに突っ走っていった。
(南野洋公判、第八回、平成四年九月二日、山本満雄の証言)
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