【ファン・カルロス1世】国際会議で、ベネズエラのチャベス首相を一喝。
(2007年11月10日)チリで行われていた第17回イベロアメリカ首脳会議の閉幕式で、
スペイン前首相アスナールを激しく批判したベネズエラ大統領チャベスと、
これを民主的に選ばれた代表に対する侮辱と受け取って
強く反発したスペイン現首相サパテーロが口論となり、
サパテーロの諫言を全く聞き入れず
一方的に批判を続けるチャベスに対して、
フアン・カルロス1世が
「¿Por qué no te callas?(黙ったらどうかね?)」と一喝した。
その後、国王のこの一言は
携帯電話の着信メロディやTシャツなど
様々な用途に商品化され、
スペインでヒットした。
着信メロディはおよそ50万のダウンロードにより
約2億4千万円の利益を生んだ。
ただし、着信メロディの声は
国王のものではなく、
別人によるものであるという。
なお、翌年7月の
チャベスによるスペイン訪問の際には、
国王自らこのTシャツをプレゼントし、
チャベスはこれに対して
印税を話題にした冗談で応じるなど、
友好ムードで会談が行われた。
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