セブンイレブン豊洲店が開店。(国内初のコンビニ店舗)

(1974年05月15日)

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日本におけるコンビニの先駆けは、
1974 年にさかのぼる。

東京の下町、江東区の
交差点に面したセブン―イレブン豊洲店が
コンビニ店舗の第 1 号店だ。

コンビニはそのほとんどが、
チェーン店本部が
加盟店に一定地域での独占販売権を与えた上で、
各種の経営指導を行って事業拡大を図る
「フランチャイズ方式」をとる。

豊洲店は現在も営業を続けており、
毎日多くの来店客でにぎわっている。

この仕組みを、
米国でセブン―イレブンを運営するサウスランド社から輸入、
日本の風土に定着、発展させたのが、
「コンビニのカリスマ」と呼ばれる鈴木敏文氏、

セブン―イレブンの親会社の
セブン&アイ・ホールディングスの名誉顧問だ。

鈴木氏は
コンビニ事業の発展に知恵を絞り、
次々に新しい販売の仕組みや
新商品を送り出した。

現在もセブン―イレブンは
依然として業界のトップに君臨しており、
2018 年 1 月には、
国内の小売業としては初めて、
店舗数が 2 万店を突破した。

http://www.keguanjp.com/kgjp_shehui/imgs/2018/11/20181127_1.pdf

1974年(昭和49年)5月15日 -

東京都江東区に第1号店「豊洲店」を出店

(1号店が豊洲に開業されたのは、
初フランチャイズに応募したのが
同地で経営していた酒屋「山本茂商店」の店主、山本憲司だったため。
山本は病死した先代の跡を継承し
明治大学を中途退学していた)

最初に売れた商品はサングラスで、
初日の利用者は約800人だった。

この1号店には
当時のダイエー社長・中内功など
他社スーパーの幹部もよく視察に訪れていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/セブン-イレブン

時計の針を、
日本のコンビニ史が始まった日時に戻そう。

'74年5月15日、
東京都江東区。

アメリカで成功した新しい店舗形態を
日本でテスト営業する重責を担ったのは、
セブン-イレブン1号店である豊洲店である。

グランドオープンを
30分後に控えた
朝6時30分。

あとは、
納品が遅れていた菓子を待つだけ。

入り口を少しだけ開けて
待機していると、
ふいに中年の男性が
店内を覗き込み、
こう言った。

「開いてる?

入ってもいい?」

まだ開店前ではあったが、
強面風の男性を前に、

店長は思わず
「どうぞ」と応じてしまう。

店内をじっくりと一周した後、
男性客が買ったのは、
食品でも飲料でもなく、
レジ横に飾ってあった
800円のサングラスだった。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70467

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